仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。
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肩こりについて 2006.1.12 S.H様 女性

 突然のメールで失礼いたします。
 肩こりがものすごくて、ときどきクイックマッサージに行きますが、そのときは楽になっても翌日によけいに肩こりがひどくなるような気がします。
 4年くらい前に右手の第1,2指がしびれて物が持てなくなって、第6頚椎の軽いヘルニアと上腕骨外側上顆炎と診断されましたが、6ヶ月ほどの牽引で症状はなくなり、今は天井も見上げられるようになりました。
 骨や頚椎に異常がある場合には針灸はあまり適応にならないと聞きましたが、肩こりはそれよりずっと前からです。
 看護師で、こども病院に勤務しているので、仕事がら日常的に赤ちゃんやこどもをだっこしていて、腰痛も感じることがよくあります。針灸で軽減するでしょうか?
ご返事 2006.1.12

 こんばんは、仁鍼灸治療院の石岡と申します。メール拝見致しました。
 まず、クイックマッサージ等で凝りが強まる気がするというのは刺激(力加減や時間など)が強過ぎたり、手技が適切ではない場合が考えられます。組織を傷めるほどの刺激だと逆に筋肉は反射的に緊張することもあります。
 ただ、これもその時々の患者さんの状態にもよると思いますので、しっかりと見立ての出来る方に施術してもらうことです。どちらでマッサージをお受けになったのか定かではありませんが、いわゆるリラクゼーション目的の所ではあまり身体を理解していない方が行っている場合も多いようです。

次に
骨や頚椎に異常がある場合には針灸はあまり適応にならないと聞きましたが、肩こりはそれよりずっと前からです。
という部分はケースバイケースだと思います。
 例えば、先天的に頸椎の並びが負担を受けやすい形状をしているとか、骨や椎間板などの変性・変形などが理由で肩こりが起こっている場合があります。
 これはもちろん鍼灸でも並びを正常にしたり(先天的な場合)、変性そのものを元のように戻すことは不可能です。(病院でも無理だと思いますが)
 ただ、それに伴う諸症状を軽減・緩和させたり、除痛することは可能な場合もあります。
 S.H様の場合、幾つかの要因が重なり合い、症状を引き起こしていると考えられます。
 まずメールにも書かれていましたが、お仕事を含めた日常生活上の姿勢や動作です。腰痛だけでなく肩こりも引き起こす要因があると思います。
 次に頸椎ヘルニアがあることです。医療職の方であれば多少お解りになると思いますが、頸椎の椎間板は重い頭を支えるクッションの役割をしていますので、これらの変性があれば首や肩により負担がかかりやすくなる大きな要因になります。
 現在、症状は落ち着いているということですが、ヘルニア自体は残存していますからやはり椎間板の機能は正常ではないと考えられます。このほかにも考えられる要因があるのではないでしょうか。

 では対処法ですが、こちらも幾つかのものを組み合わせていければ理想的だと思います。
 ご自身で気を付けられる事、例えば軽運動の習慣や日常的にストレッチや体操を取り入れる、仕事での姿勢を注意するなどです。
 当院としてはこれに鍼灸やマッサージ治療、運動療法指導などを加えながら、筋疲労の回復、筋緊張の緩和、痛みなどがある場合は除痛を行います。このような形で患者さんにはご説明しています。

 上記の文章はメールの内容からお書きしたものですので、推測の域を出ない部分も多々ありますことをご理解ください。お大事にして下さい。
H其の2 質問 2006.1.14

石岡先生
 お返事をどうもありがとうございます。
 お察しのとおり、マッサージはリラクゼーション目的のところで、おそらくきちんと指導を受けたわけではないと思われる方が行っていたように思います。
 私自身も、多少の強さのマッサージではどうにもならないくらい筋肉がこってしまっていますので、いつも強めにお願いしてしまっています。
 翌日に迎え張りがくるとはわかっていても、そのときは気持ちがいいんですよね。すみません。
 肩こりはもうずっと前からなんですが、首のヘルニアは事故の後遺症とかそういうわけではないので、たぶん同じ原因からきているんだろうな、とは自分でも思います。
 思い当たることといえば、上下顎の噛み合わせが若干悪くて奥歯がきちんとかみ合わないこと、膝の靭帯を両方とも痛めていること、なぜか左右の股関節の向きが違って左だけがかなり外側をむいているので骨盤の高さが違うこと、O脚なので歩くのが下手なこと、運動不足なこと、患者さんのこどもたちを抱っこしたりするのによく中腰になること、深夜あけで家に帰るとついソファでうたた寝してしまうこと、そんないろいろから、脊椎にはかなり負担をかけているのかもしれないということじゅうぶんですね。

 少し運動をしようと思ってちょっと前からヨガかストレッチかピラティスをしてみようかと思ったのですが、自己流だと首や足腰に負担をかけそうで怖くてできません。
 そちらの治療院では運動指導もしているということですので、一度お伺いしてみようかと思います。
 お返事が来てから思ったんですけれど、最初に出したアドレスは院長先生のアドレスのほうで、病院のほうのe-mailアドレスではなかったのでしょうか??もしそうでしたら失礼いたしました。
 土日は診療しているとHPにはありましたので、今度の土曜日にお伺いしてみようかと思うのですが、診療予約をするのは電話のほうがいいのでしょうか?
其の2 お返事 2006.1.14
S.H様
 こんにちは、ご返信ありがとうございます。メール拝見いたしました。
 肩こりや腰痛症が慢性化している要素は確かに沢山ありそうです。当院の患者さんの多くもほとんどがそういった方です。
 少々乱暴な言い方ですが、明らかな原因が特定できたり、いわゆるケガなどの方が対処法がはっきりとしていますし予後も良い傾向があるといえます。

 今回のようなケースはある意味、それらとは病態が異なるものですからやはり日常的なケアや、ある程度継続的に生活習慣を見直して行く必要がありそうです。
 HPにもストレッチ&エクササイズという項目で、運動やストレッチを載せていますので、そちらも参考にされてみてください。
 こちらにお越しになる場合ですが、基本的にご予約の方を優先して診療を行っていますので、事前にご予約を頂いた方が良いかと思います。予約はお電話で結構です。
尺骨突き上げ症候群 2006.4.18 W.K様 女性

 はじめてメールさせていただきます。
 2週間くらい前に右手首が痛くなり指を動かすことも苦痛になってしまったので近隣の整形外科さんに診療をお願いしました。

 診察の結果「尺骨突き上げ症候群」とのことでした。
 治る症状ではないので痛むときは固定して湿布をすれば2.3日で良くなりますとのことで、その日は痛み止めと湿布を処方してもらいました。
 その時の痛みは薬と湿布で引いたのですが、ここ2.3日でまた痛み始めました。症状がわかっているので整形外科さんに行くよりはそちらの治療院に行くのが妥当だと思いメールをさしあげました。いまは、右手薬指の腱のあたりと手首、それに伴って右腕全体が重い感じになってます。

 よく捻挫だったりすると電気治療とかで痛みを取ったりする治療があると思われますが、こういった症状の場合、そちらの医院でそういった現在の痛みを和らげる治療が可能なのでしょうか?

 やはり、整形外科の先生のおっしゃった通り、湿布して2.3日痛みが引くのを待つほかないのでしょうか?もし、治療が可能なら本日夕方19時ちょっと前くらいにそちらに行けるのですが、どうでしょうか?

 はじめてメールさせていただきます。
 2週間くらい前に右手首が痛くなり指を動かすことも苦痛になってしまったので近隣の整形外科さんに診療をお願いしました。

 診察の結果「尺骨突き上げ症候群」とのことでした。
 治る症状ではないので痛むときは固定して湿布をすれば2.3日で良くなりますとのことで、その日は痛み止めと湿布を処方してもらいました。
 その時の痛みは薬と湿布で引いたのですが、ここ2.3日でまた痛み始めました。症状がわかっているので整形外科さんに行くよりはそちらの治療院に行くのが妥当だと思いメールをさしあげました。いまは、右手薬指の腱のあたりと手首、それに伴って右腕全体が重い感じになってます。

 よく捻挫だったりすると電気治療とかで痛みを取ったりする治療があると思われますが、こういった症状の場合、そちらの医院でそういった現在の痛みを和らげる治療が可能なのでしょうか?

 やはり、整形外科の先生のおっしゃった通り、湿布して2.3日痛みが引くのを待つほかないのでしょうか?もし、治療が可能なら本日夕方19時ちょっと前くらいにそちらに行けるのですが、どうでしょうか?
ご返事 2006.4.18

W.K様
 こんにちは、メール拝見いたしました。ありがとうございます。仁鍼灸院の石岡と申します。
 整形外科でおおよその説明は受けられているかと思いますので病態についてはご理解されていると思います。
 尺骨突き上げ症候群の発症は大きく次の3つのケースがあります。
1.外傷により生じる場合 2.慢性的な使い過ぎによる場合 3.加齢性の変化で生じる場合です。

 メールの内容からしますと1ではなさそうなので、やはり鍼灸の場合も生活状況などをお聞きした上でのセルフケア指導、痛みが出ている時には除痛を目的に、その後は慢性的な症状を管理していくことになると思います。
 整形外科の医師も安静(場合によっては装具などで固定することもあります)、投薬を選択されていることから、レントゲン上、骨折などもないのでしょうし外科手術などの処置は必要ないと判断されていると思います。
 ただ何らかの理由で患部に炎症を繰り返す土壌があるのでしょうから、やはり治療は痛みの出てきた時に除痛が優先されます。

 当院では鍼やマッサージを使い、患部周囲の循環を改善し炎症の早期吸収を行うとともに、患部の除痛を行います。ただし、厳密にはやはり対症療法的な治療ということになると思います。

 なおご来院される場合は最終的なご予約をお電話にていただければと思います。宜しくお願い致します。
肩のスポーツ障害 2006.6.22 KAME様 男性

 こんばんは。バレーボールをしている32歳男性です。数年前から肩の痛みで悩んでいます。
 本当は大学病院等で詳しい診察をしてもらうのが良いと思っているのですが時間もないので困っています。
 現在の症状はスパイクを打つ瞬間というよりは、助走の段階で腕を振り上げるときがすごく痛みます。
 自分では腱版を痛めているかインピンジメント症候群ではないかと思っているのですがそちらに伺えば、ある程度は検証してもらえますか?
ご返事 2006.6.23

KAME様
 こんにちは、メール拝見いたしました。仁鍼灸院の石岡と申します。
 問診や動きのチェック、理学検査等である程度の病態判断は出来ると思います。
 しかし、それらはあくまでも推測的な部分となるため、確定診断またそれを望まれるのであればやはり最終的には医療機関による精査が必要です。(今回の病態に限らず、すべての疾患に云えることです)
 肩はスポーツ傷害の好発部位ですし、構造上とても複雑な関節なので考えられる状態は幾つかあります。
 インピンジメントも腱板損傷ですし、腱板が腫れている状態のものから、実際に傷ついているものまでそのステージ(程度)も様々です。
 その他、関節包などの軟部組織が炎症を起こしていたり、関節内で炎症により水が貯留しているケースもあります。
 病態や程度によって有効な治療法は異なります。もちろん鍼灸が効果的なこともありますが、場合によっては一時的に運動を中止しなければならなかったり、エクササイズを行う必要もあります。ご検討ください。
網膜色素変性症 2006.8.21 N様 男性

 アメリカに住む友人で、片目が網膜色素変性症、もう片方が盲目(5歳の時に失明)の人がいます。幼い頃から夜盲で、3年くらい前から視野狭窄が始まっているそうです。日本に長期滞在することは不可能なので、アメリカでおすすめの鍼灸の病院を教えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
 また、鍼をやって、ミスで失明してしまう危険はどのくらいあるのでしょうか?
 ご回答よろしくお願いいたします。
ご返事 2006.8.21

N様
 はじめまして、石岡と申します。メール拝見致しました。
 日本の鍼灸院では主に中医学治療を専門としているところに網膜色素変性症の患者さんを診ているところがあります。
 しかし、申し訳ありませんが私が現在知るところで、米国においてその治療を専門としている診療所は存じ上げません。米国では州都などによっても鍼灸の浸透度は異なることもあるのですが、網膜色素変性症の治療は現代医学と中医鍼灸を併用して行うケースも多いようです。
 現在は難治性とされている疾患なので現代医学的な治療は私の専門外なので詳しくは分かりませんが、鍼灸領域では眼球及び眼底周囲の血流を促し、症状を軽減・改善、そして進行予防させる治療が主流です。
 ただし、これも根治的な治療とは言い難いのも事実です。
 できれば、現代医学と中医鍼灸両方からアプローチしているような機関を探されることが良いと思います。日本の鍼灸学校や中医学を専門としている鍼灸院では何か情報があるかもしれないので、問い合わせてみてはいかがでしょうか。お役に立てなくて申し訳ありません。
 宜しくお願い致します。
其の2 質問  2006.8.21

石岡様
 早々にご返答いただきありがとうございました。引き続き情報収集したいと思います。今後もし、アメリカの鍼灸の病院に関する情報を入手されましたら、是非ご連絡お願いいたします。
ありがとうございました。
其の2 お返事 2006.8.21

N様
 かしこまりました。何か情報がありましたらメール致します。
 一つ書き忘れましたが、失明についての危険性です。一般的な症状の進行度と判断が難しい部分もありますが、眼球そのものに刺鍼することはないので、通常の治療であればその危険性は少ないと思います。※眼球周囲に刺鍼することはあると思います

 ただ私の個人的な意見ですが医療に絶対はありませんし、実際治療を開始する前に方法や方針を確認することは失礼なことではないと思います。
 “ミス”といっても色々ですが、得てしてそういった説明が不十分だったりした時にトラブルは起こるような気がしますし、ましてそれを拒むような方であれば一考する余地も必要ではないでしょうか。宜しくお願い致します。
肘関節骨折術後のリハビリについて 2006.8.27 Y様 女性

 はじめまして。お尋ねしたい事があり、メールをしました。
 私は、7月26日に左肘を複雑骨折しました。落馬の為、骨が皮膚を突き破り、肘関節が砕けたものです。
 事故後、緊急手術により、骨をボルト、プレート、ワイヤーで固定し、8月8日から週約3回のペースでリハビリを受けています。先生からは、骨周囲の軟骨等の癒着が原因となり、完全には肘が伸ばしきれなかったり、曲げきれなかったりする場合がある旨を言われました。現在も、腕の屈伸に苦労をしています。
 このような状況において、鍼治療と併用してリハビリを行うと効果が高くなるのでしょうか?
教えてください。
ご返事 2006.8.28

Y様
 はじめまして、仁鍼灸院の石岡と申します。メールを拝見致しました。
 一般的に肘関節は拘縮を起こしやすい関節といえます。骨折の状態や状況、経過等が分からないのではっきりとは言えませんが、症例によっては完全伸展・屈曲が若干困難となるケースがあるようです。
 このような症例における鍼灸マッサージの効果は次のようなものが挙げられます。
1. 筋肉痛および患部周囲の除痛作用
2.筋疲労の回復、筋の柔軟性を高める
などです。
 また患部周囲の血流を促すこと、鍼灸元来の作用で身体全体の免疫力や抵抗力を高めることによる消炎作用や、治癒を早めたりするなどの報告もあります。
 関節可動域を拡大するためのリハビリテーションは不可欠です。筋の状態が悪い(上記1)、普段またはリハビリ時に痛みを感じる…などはリハビリ効果への大きな妨げとなりますので、そのような意味でも鍼灸治療が有効な場合があります。
扁桃腺治療について2006.12.22 D様 男性

仁鍼灸治療院 院長 石岡様
 はじめまして。HPを拝見して、お伺いしたいことがありましたのでメールしています。
 最近扁桃腺炎に悩まされております。針治療でも治療することができる、という風に記載されておりますが、具体的にはどれくらいの期間を要するのでしょうか?
 恐らく個人差はありますよね?週に何度くらい通う必要があり、どれくらいで効果が出るものなのでしょうか?
 また、以前に整骨院で肩こり治療で針を何度か経験したことはあるのですが、その後はなぜか熱っぽくなってました。体に合ってないということですかね?
 お時間があるときにでも、ご教授ください。
ご返事 2006.12.25

D様
 はじめまして、仁鍼灸治療院の石岡と申します。ご返事遅れまして申し訳ありません。
 まず扁桃炎の鍼灸適応は早期軽症の段階、高熱や強い悪寒などのない安定した状態時であるとされています。
 そのような意味でこれらはやはり対症療法的な治療が中心となりますが、これらは比較的奏功することが多いとされています。

 次に経絡的な概念を用いた体質改善、免疫力増強を主眼とした治療です。これが奏功すれば慢性化への予防も期待ができます。
 ただ体質改善、免疫力増強といっても扁桃炎が細菌感染によるものであるという特性上、普段の食事や睡眠、運動などを含めた体調管理も重要であることは言うまでもありません。
 治療期間・効果についてですが、おっしゃるように個人差が大きいので一概にこのくらいの期間とはお答えしにくいところがあります。
 当初は少なくても週2回程度は行いたい意向がありますが、それも難しいという方に当院ではツボ刺激や生活習慣改善など…自宅で出来るセルフケアを極力ご本人にしてもらうといった指導をしています。
 しかし、体質改善とは個々の生活習慣や身体の違いなど要素も様々あり、たとえそれが効果的であったとしても、一定の時間を要するものであることをご理解頂ければと思います。
 また年にかなりの回数や習慣的に繰り返すような急性扁桃炎であれば外科手術などの適応となる場合もあることをご考慮ください。

 最後に鍼治療後、熱っぽくなった経験についてです。
 治療の内容が分かりませんのではっきりとは言えませんが、鍼治療後に身体がだるくなったり、重く感じることは実際にあることで、これを東洋医学では瞑眩(めいげん)の状態と呼び、好転反応の一部であるという考え方もあります。
 ただ発熱するほどのものであれば、それはその時の体調や症状に対する治療刺激が適正でなかったことも考えられます。
 鍼治療に限らず、医療の基本は「最低限の刺激で最高の効果を出すこと」です。
 鍼は刺激の増減をいろいろな方法で変えています。患者さんの身体や症状に合わせて内容を選択すれば問題はないと考えていますので、必ずしも「鍼が合わない」ということではないと思います。また何かありましたらご相談下さい。
逆子について 2007.12.28 O様 女性

私は現在妊娠8ヶ月です。
1ヶ月前の検診から逆子が直らずにいます。
逆子直しにお灸がいいと聞きましたが、そのような症状の治療も行っていますでしょうか??
また、もし行っている場合いくらくらい治療費はかかりますでしょうか??
お忙しいところ申し訳ございませんが、よろしくお願いいたしましす。
ご返事 2007.12.30

O様
 はじめまして、仁鍼灸治療院の石岡と申します。メール拝見致しました。
 ご質問の件ですが、当院にも妊娠中の方が多くご来院されており、症状は
様々ですが、逆子の方もお越しになっています。
 効果は比較的良い結果が得られることも多いのですが、これはやはり治療をしてみませんと
何とも云えない部分があります。
 逆子の場合は比較的早い段階で治療を開始した方が良い結果を得られるという印象があります。これは胎児が大きくなってくる後期になると回転しにくい傾向があるからです。

 ただ、臨月に入った方も改善した例があります。逆子は病気ではありませんが、やはり自然分娩を望まれる方が多いのは当然です。
 鍼灸治療に限らず治療に100%はありませんが、私個人的にはトライしてみる価値はあると思いますし、患者様もそのように考える方が多いようです。
 治療は灸を中心に行います。治療費は平均的に一回2000円〜3000円くらいになると思いますが、毎日通って頂く訳ではなく、週に2回くらいの方が多いでしょうか。来院されない日はこちらで指導する自宅施灸を行っていただきます。
 詳細はお問い合わせください。ご相談だけでも結構です。
バレ・リュー症候群様の症状について 2008.8.31 N様 男性

 はじめまして、僕は現在大学4年のNと申します。実は、バレ・リュー症候群、治療とインターネットで調べて当院を知りました。
 経緯を簡単に申しますと、中学1年の時に柔道の授業で大会に出た時に背負い投げらしい投げ方をされ首から落下してその時は気分が悪くなっただけでどうってことないだろうと放っておきました。ところが2か月ぐらいして肩がこわばり目が乾き、頭皮の不快感、のどの不快感、朝もだるくて起きられないような状態でした。そして、病院で肩と首のMRIとレントゲンを撮ったのですが異常ないとのことで、祖母の知っている鍼灸院に肩が痛いといって漫然とはりをしてもらいましたが思わしくないので近くのスポーツ接骨院にいくと頭皮の不快感は首からの後頭神経が障っているときき、またそこで柔道の授業で首から落ちたことに気が付きました。それで鍼灸院で治療していくうちに頭皮の不快感はとれたのですが、のどの不快感でつばが自然にのみこめなくて、ゲップでないのにグッ、グッといわないとすっきりしないような症状で鍼灸にいき、少し軽減しましたが当初の4割ぐらい症状は残っているので今年の1月に東大阪のこみ整形外科でもう一度首と肩のMRIとレントゲンを撮ってもらった結果、2番3番の頸椎の間が狭くなっているとのことでした。
 その鍼灸院の先生も治療期間が長いので軽くあしらうぐらいの治療しかしてくれなくなってきていて困っています。鍼灸院といってもひっそりと伊吹山のふもとで82歳の先生がやっていて都会の鍼灸院とは全然違います。滋賀に住んでいるのですが、予約して伺って治療していただきたいのですが可能でしょうか。返事よろしくお願いします。
ご返事 2008.9.1

N様

 こんばんは。メールを拝見しました。仁鍼灸院の石岡と申します。
 確かに頸部交感神経刺激症状(これがいわゆるバレ・リューといわれています)と推測されるような訴えが多くみられるようです。
 文面からではバレ・リューとしての確定診断は受けておられないようですが、そもそもバレ・リュー自体、他覚的所見に乏しいことと、まだまだ不明な部分も多い症状です。
 鍼灸治療は西洋医学的治療と異なり、患者さんの主訴(症状)から治療をすすめていく特性上、確かにこのような訴えに対して当院でも治療を行うケースは多いのですが正直なところその効果は様々です。
 まずN様の場合、受傷したと認識している時期からだいぶ期間が経過していること。また、既に治療により症状は4割くらい残存しているものの軽減している部分もあることから劇的な治療効果を感じにくいかも知れません。
 いわゆるバレ・リューである場合、過敏になっているのは交感神経なので受傷自体は昔の柔道によるものだとしても、その後、現在を含め日常の様々な刺激を受け変調をきたすこともあります。さらに言えばその方の感受性やストレスの度合い、メールにもありました整形外科での診断で頸椎椎間狭小に伴う頸部筋の過緊張によっても交感神経刺激症状を訴える方がいます。

 実際、拝見したわけではないのであくまでも一般論ですがN様の所見は確かに鍼灸治療の適応かと思います。しかし、難しい問題もあります。
 上記のような理由からも一回、または数回程度の治療で必ず満足できるような効果が得られるか?また、予後について(症状消失へ要する期間やその可能性など)も現段階では実際治療を行ってみないとというお答えしかできません。
 察するにご自宅から当院まではかなり遠いようですので、一定の治療回数を要する場合、継続的に通院いただくのは現実的ではないかも知れません。
 ご来院の際は当院として出来る限りの努力をするという約束は致しますが、再度ご自宅の近くでも治療院を探されてみるといった方法もご検討されてみてはいかがでしょうか。
宜しくお願い致します。

                    仁鍼灸治療院 石岡俊祐
其の2 N様 2008.9.1

 親切丁寧なご指導ありがとうございました。仰る通り近くで探してみようと思います。では、ありがとうございました。
肩痛(投球障害肩)について 2009.4.1 S.Y様 男性

仁鍼灸治療院 石岡 俊祐 先生

 はじめまして。私は、Sと申します。
突然メールを差し上げる非礼をお許し下さい。
 インターネットにて、貴鍼灸院のサイトを拝見させていただき、是非ご指導いただきたいと思い、メールを送らせていただきました。先生に診ていただきたい症状及び経過状況について、お伝えさせていただきます。

【肩の痛み】
・小学生のころから20年以上野球を続けている(ポジションはピッチャー)
・大学1年時(約10年前)、特にウォーミングアップなどをせずに物を投げた際、肩に激痛が走り、以来肩痛に悩まされる
・大学4年間で肩インナーマッスルの強化などに努め、3〜4年時には投球ができるまでに復活
・現在まで草野球を続けており(月1〜2回程度)、昨年夏ごろまでは、痛みが出るものの投球を続けていたが、夏過ぎからモーションを起こすだけで肩の痛みが出てしまい、それ以降昨年末〜今年3月までの間は投球せずに過ごす
・整形外科では「インピンジメント症候群」と診断され、ヒアルロン酸注射を5〜6回打ったものの、注射後の肩の違和感が強く、逆に痛みが出てしまったため、現在では通院を休止している
・整骨院にて、電気治療及びマッサージなどの治療を3〜4ヶ月前から週1回〜月1回程
度行っているが、大きな変化はない
・今年3月に約半年ぶりにキャッチボールをしてみるものの、肩の前側のところに痛みが走り、 怖さが出てしまいうまく投げることができない
・現在、再度インナーマッスル強化のトレーニングなどを行っている

 上記のような症状があるのですが、貴鍼灸院で施術を受けた場合、肩の痛みがなくなる可能性はございますでしょうか。
 また、その場合、大体何度くらいの通院・治療が必要になりますでしょうか。
 個人差などもあり、お答えにくい質問かもしれませんが、もしお答えいただければ幸甚でございます。何卒よろしくお願い申し上げます。
ご返事 2009.4.3

S.Y様

 はじめまして。仁鍼灸治療院の石岡と申します。
 質問メールを拝見させて頂きました。コメントに付きましてはあくまでもメール内容からの推察であること、病態や予後に対して精度の高い見解を出すには情報が少ないこと、等の理由から推測の域をでない部分がありますことをご了承ください。

 まず、野球歴やこれまでの経過についてお書きいただいていますが、文面から察するに大学1年時には現在の障害の原因となる病態が起きていたものと思われます。
 当時と現在の肩関節内部の状態は比較になりませんが、大学在学中(〜4年生)はインナートレを継続的に行っていた効果もあり、とりあえず投げられるところまでいけたのではないでしょうか。
 その後は月1〜2回程度の草野球ということですので、当然深層部の筋力は当時と比較にならないと思いますし、関節可動域や筋の柔軟性も痛みと深い関係がありますが、こちらも現在は十分でないのかも知れません。

 「インピンジメント症候群」との診断を受けておられるようですが、これはMRI検査等による診断でしょうか?
 病態や症状などからみて、例えば腱板炎なども疑われるところがあると考えます。
もし、MRIなどの検査を受けていないのであれば、まずは精査による確定診断をお勧めします。

 最後に鍼灸による治療効果ですが、おっしゃるとおり「回数」や「可能性」で断定的にお答えするのは難しいと言わざるを得ません。経過も長いですし、現在のパフォマンス状態(運動頻度や体力レベルから想像して)から察するに、いわゆる治療行為のみでご本人が満足いく結果が得られるかというとこれも難しい気がします。
 その治療方法も何が奏効するかというと行ってみなければ分かりません。(鍼灸の場合、施術者によっても差があると思います)
 病態はもとより、治療反応は人それぞれ違いますから、逆の言い方をすればいかにご自身にあった治療法を見つけられるかではないでしょうか。
そのような意味では鍼灸もトライしてみる価値は十分あると思います。仮に治療で痛みを抑えることは出来ても、問題なく継続して投球を行うためにトレーニングは欠かせませんので現在行っているインナートレは継続されたほうが良いと思います。
 少々分かりにくい表現や、はっきりとお答えできない部分もあり申し訳ありませんがご参考になりましたら幸いです。

                    仁鍼灸治療院 石岡俊祐
其の2 質問 S.Y様 2009.4.3

石岡先生

 夜分に申し訳ございません。
 拙いメールに対し、丁寧なご返信を頂き、誠にありがとうございます。

 肩を痛めた当時に、MRI検査を受けたことはありましたが、その時には具体的な病状は分からず(このときは、私が理解できなかっただけかも知れませんが)、インピンジメント症候群の診断の際には、レントゲン検査のみでした。
 私としましては、野球は生涯続けて生きたいと考えておりますので、再度MRI検査を含めた精密検査を受けた上で、治療方法を検討していきたいと考えております。
 その際、鍼灸による治療をしていただく時には、是非石岡先生にご診察いただければ幸甚でございます。改めまして、ご丁寧なご回答をありがとうございました。
其の2 ご返事 2009.4.4

S.Y様

 こんにちは。こちらこそ核心をついたご解答が出来ず恐縮しております。
 仰るとおり、まずは現病をしっかり把握して今後の対策を立てられたほうが宜しいかと思います。その方が治療もより効果的で、現在のパフォーマンスに見合ったものを選択しやすくなると思います。お大事になさってください。

                  仁鍼灸治療院 石岡俊祐
肩骨折手術後の鍼灸治療について 2012.1.4 N.O様 女性

 初めてメールいたします。私は先月12月15日に左肩を骨折し、手術してチタンを入れ、ボルトを三本で固定し、現在は固定バンドで左ひじを吊っている状態です。相変わらず骨が痛むため(15針縫った糸は12月末に抜糸し、傷そのものの傷みは薄れてきています)、左の腕は上にあげらせず、ひじも曲げると痛いため、着替えもできない状態です。無理に着替えようとすると激痛で叫んでしまいます。
 この状態ですがそろそろリハビリを積極的に行った方が良いのでしょうか?
 また、一日も早く手が上に上がるようにするには、鍼灸治療でリハビリは可能でしょうか?
その際の開始時期も知りたいと思います。
 私はアロマテラピーのハンドトリートメント(タッチケア)を高齢者施設で行っている者で、
一日も早くその活動を開始したく、また主婦として通常の家事や、自力での着替え、入浴、車運転などを行えるようになりたく、通常の日常生活ができるようにしたいため、気持ちばかりが焦っています。
 先生のご見解を是非お伺いしたく、新年早々お手数をおかけしますが、どうかご回答を下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
ご返事 2006.1.6

 はじめまして、仁鍼灸院の石岡と申します。メールを拝見いたしました。
骨折の種類や程度、現在の治癒状況(骨癒合の程度)や拘縮の度合いがメールでは判りかねますのであくまでも一般的な意見となりますことをお許しください。

 手術療法は骨折部の早期安定性や骨癒合、機能回復を含めた予後を判断してのことだと思います。肩は他の関節と比べて非常に拘縮を起こしやすい関節ですので、元来は骨折の有無、手術療法or保存療法(手術以外)に限らず早期にリハビリを開始することが予後の関節可動域獲得に重要です。
 ただ、申し訳ございませんがリハビリの開始時期や強度については術者(執刀医)の判断でその都度決定することが通常なので、私では判断できません。例えば骨癒合の程度やボルトのスクリューが緩み無くしっかりと固定されているかどうかなどは主治医でなくては判断できませんし、リハビリで使う振り子の錘の重さ一つも主治医が決めるからです。
 例えばオペを行った病院以外でリハビリを受ける場合も、通常は主治医の意見書や指示書がないと行ってくれない病院がほとんどだと思います。(何かあると責任問題になるからだと思います)
 上記のような理由から開始時期やリハビリ強度・種類などは主治医や担当の理学療法士さんにご相談されるのが宜しいかと思います。

 次に鍼灸治療によるリハビリについてですが、一般的な関節の可動域を広げる、筋力をつける、といったリハビリテーションと直接的に結び付けると誤解をするかも知れません。
 鍼灸マッサージ(あえてマッサージも追加します)療法は関節を直接的に柔らかくしたりする効果というよりは、関節周囲筋の柔軟性を得たり、外傷後やリハビリ後の痛みなどを軽減する効果が高いと思います。
 受傷後、長く動かせていないことにより現時点でも肩関節はもちろん関節周囲筋もかなり硬さが進んでいると思われます。関節周囲の筋肉が硬ければ当然、関節は広がりにくく患部やその周囲の痛みも感じやすくなりますので、関節可動域の獲得のためには間接的ではありますが筋肉や腱の柔軟性、痛みが少なくリハビリを行える状況は大変重要といえます。
 いわゆる理学療法士による可動域訓練などのリハビリとは少し意味合いが異なりますので、同時進行で進めていかれると良いと思います。開始時期につきましては、こちらも上記のような理由から主治医にご相談されてからのほうが良いかと思います。

 あまり参考にならないようでしたら申し訳ございません。
 一日も早いご回復をお祈りしています。何卒ご自愛ください。

                           仁鍼灸治療院 石岡俊祐
其の2 2012.1.9

仁鍼灸院 石岡先生

 このたびは私の質問に関しまして、誠にご丁寧なご回答を頂きまして本当にありがとうございました。先日、ご助言通り、主治医の先生にご相談いたしました。
 やはり、予後の関節可動域獲得と関節の拘縮、弱っている筋力の回復のためには早期にリハビリを開始することが重要であるとのご見解でした。そしてさっそく理学療法士さんの元、リハビリを開始したばかりですが、とても痛くつらい訓練です。それでも一日も早く日常生活(家事やライフワーク等)に戻れるようにと辛抱し、頑張ってリハビリを続けていく所存です。
 今後あまりにも痛みを伴うようでしたら、その緩和のために鍼灸を活用することも検討していきたいと思っております。

 ご親切にも的確なご助言、感謝いたします。
 また何か問題が生じました際にはどうぞよろしくお願い申し上げます。まずはメールにてお礼まで。
                                    N.O
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