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肥満 便秘
 便秘とは、排便が順調に行われず、便が長時間腸内にとどまっている状態のことで、次のように大きく2つのタイプに分類されます。





○器質性便秘 

  これは、先天的に大腸の形や長さに異常がある場合、または腫瘍や炎症によって腸の中が狭くなった場合に起こる便秘です。
  このとき腹痛・嘔吐・下血を伴うものは、早めの病院の受診・検査が必要となります。

○機能性便秘

 このタイプは、排便機能のメカニズムに障害があることから起こるもので、主に食物繊維や水分の不足、ストレスなどにより引き起こされるもので、一過性におこるものと慢性的におこるものがあります。
 
◇急性(一過性単純性便秘)

  主に食物繊維や水分の不足、環境の変化などで、一時的に便秘症状が引き起こされるものです。
 
◇慢性(常習便秘)

これは、さらに以下のようなタイプに分類されます。

■弛緩(しかん)性便秘:

 主に排便時に必要な腹筋力(お腹をりきませる力)の低下により、腸の※1蠕動(ぜんどう)運動が弱まったことが原因で起こります。
※1:蠕動(ぜんどう)運動:腸の内容物を輸送する運動のこと

■痙攣(けいれん)性便秘:

 精神的ストレスや刺激の強い食べ物の摂取などにより、大腸が痙攣(けいれん)して腸管が細くなり、便の通りが悪くなったことが原因で起こります。

■直腸性便秘(単純性便秘):

 便意を無理に抑える習慣が続くことが原因で起こるもので、便意が起きにくくなり、便が直腸内に溜まっている状態です。



 東洋医学からみる便秘は、次のような4つのタイプに分類されます。

【熱証タイプ】

特徴:便は硬くて出にくい・暑がり・のどが渇きやすい

 このタイプは、偏った食生活により胃・腸に熱がこもり、体内の水分である津液(しんえき)が不足したことが原因で起こります。
 津液(しんえき)が不足すると、腸の中の潤いが少なくなるため、便は乾燥して硬くなります。そのため、排便時に便が出にくいといった症状が特徴としてみられます。
 また、体内にこもっている過剰な熱の影響で、暑がりですぐにのどが渇いて水をほしがるといった症状も伴ってみられます。この過剰な熱は、辛いものや味の濃いもの、お酒の摂りすぎから発生しやすいため、たくさんお酒を飲んだ日の翌日などになる傾向もあります。


【肝鬱気滞(かんうつきたい)タイプ】

特徴: お腹が張る・ストレスにより悪化・怒りやすい

 このタイプは、偏った食生活により胃・腸に熱がこもり、体内の水分である津液(しんえき)が不足したことが原因で起こります。
 津液(しんえき)が不足すると、腸の中の潤いが少なくなるため、便は乾燥して硬くなります。そのため、排便時に便が出にくいといった症状が特徴としてみられます。
 また、体内にこもっている過剰な熱の影響で、暑がりですぐにのどが渇いて水をほしがるといった症状も伴ってみられます。この過剰な熱は、辛いものや味の濃いもの、お酒の摂りすぎから発生しやすいため、たくさんお酒を飲んだ日の翌日などになる傾向もあります。


【虚証タイプ】

 
虚証とは身体に必要な機能が不足している状態のことで、このタイプは、さらに2つのタイプに分類されます。

■気虚(ききょ)による便秘

特徴:便意はあるが、出にくい・排便後は息切れや疲労感がある


 このタイプは、過労や病後などで内臓を動かす気の力が弱まり、便を出すパワーが低下したことが原因で起こります。そのため、いきんでも出にくく、排便後は顔色が悪くなり、息切れや疲労感が特徴としてみられます。
■血虚(けっきょ)による便秘

特徴:慢性的な便秘・ウサギの便のようにコロコロとした便


 このタイプは、病後や産後などで内臓を滋養する血(けつ)が不足して、大腸の中の潤いが失われたことが原因で起こります。
 このため、腸内での便の流れが悪くなり、便がウサギのようにコロコロとした硬いものになるのが特徴としてみられます。この他、顔色のツヤも失われ、めまいや動悸といった症状も伴ってみられます。

 ☆また、年齢による老化も気・血の不足を起こす要因になります。そのため、虚証タイプ(気虚・血虚)の便秘は、年齢を重ねると共に起こりやすい便秘症状のひとつです。

【腎陽虚(じんようきょ)タイプ】


特徴:出はじめが硬いが、出た後は便が軟らかい・手足が冷える

 このタイプは、冷えが原因で腸の動きが悪くなったことが原因で起こります。
 出はじめは腸の動きも悪いため便は硬くなっていますが、一度出た後は、身体が冷えているため便が軟らかくなっていることが特徴としてみられます。
 また、色の薄い尿がたくさん出たり、排便時に腹痛を伴うことも多くみられますが、この痛みは便を出すことで軽減されていきます。



○効果のあるツボ

天枢(てんすう)大腸兪(だいちょうゆ)

○タイプ別のオススメツボ

熱証タイプ:
胃腸にある過剰な熱を冷まします。
合池(ごうこく)曲池(きょくち)
 
肝鬱気滞(かんうつきたい)タイプストレスを緩和させて、腸の働きを安定させます。
 陽陵泉(ようりょうせん)大衝(たいしょう)気海(きかい)

虚証タイプ

■気虚(ききょ)タイプ:不足した気を補い、便を出す力を高めます。
 脾兪(ひゆ)胃兪(いゆ)足三里(あしさんり)
■血虚(けっきょ)タイプ:不足した血を補い、腸の伝導機能を高めます。
 三陰交(さんいんこう)足三里(あしさんり)上巨虚(じょうこきょ)

腎陽虚(じんようきょ)タイプ:体内にある冷えを和らげます。
気海(きかい)三陰交(さんいんこう)腎兪(じんゆ)

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