【腎精不足(じんせいふそく)タイプ】
特徴:粗いシワが多い・顔はやつれている
このタイプは、睡眠不足や生活リズムの乱れにより、身体のエネルギー源である精(せい)が不足したことが原因で起こります。
この精(せい)は、からだの成長・発育させる働きがあるものです。そのため精が不足してしまうと、肌のターンオーバーを阻害してしまうため、“老化”が急速に進んでしまいます。
肌の老化が進むと、キメが粗くなるため、シワが増え、顔もやつれているようにみえてきてしまいます。また、身体面では白髪の増加や性欲の減退といった症状も伴ってみられます。
【気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ】
特徴:細いシワが多い・顔色は蒼白で皮膚が乾燥している
このタイプは、栄養不足や過労・病気などによる体力の消耗により、脾(ひ)の働きが弱まったことが原因で起こります。
脾(ひ)とは、食物からの栄養吸収を司るものですが、その働きが弱まってしまうと栄養を運搬する気・血(けつ)が不足してしまうため、栄養が全身に行き届かなくなり、肌の栄養状態が悪くなってしまいます。この影響で、肌は乾燥し、顔全体に小ジワが増えて目立つようになってきてしまいます。
また、身体面では食欲不振や腹部の膨満感などの胃腸症状が伴ってみられるのがこのタイプの特徴です。
【瘀血(おけつ)タイプ】
特徴:年齢のわりにシワが多い・顔色は悪くツヤがない・皮膚が乾燥して荒れている
このタイプは、精神的ストレスや栄養不足・お酒の飲み過ぎなどにより、気と血(けつ)の流れが停滞したことが原因で起こります。
気・血が停滞すると、体内に滞った血液=?血(おけつ)ができ、正常な血液の巡りを妨げてしまいます。これにより肌への巡りも妨げられてしまうと、肌は乾燥して荒れやすくなり、その結果シワも増えてきてしまいます。この他、顔色が暗い・肌のツヤがないなどの症状も伴って現れてきます。
この他、ストレスがメンタル面にまで影響すると、怒りっぽくなる・気持ちが落ち込みやすいなどの症状も伴って現れていきます。 |