スタッフコラム　21

仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。

HOME　>>　スタッフコラム　>>　vol.210(2014/7/6)

院長日記。不定期に
更新しています。

～院長日記番外編～

スタッフの日記です。不定期にUPしてまいります。

vol.210(2014/7/6)

はじめまして、新しくスタッフに加わりました。

４月から仁鍼灸治療院に入りました、内堀真樹と申します。

出身地は、お醤油の産地で知られる千葉県野田市です。当院が千葉県に近いためか、野田市を知っている患者さんにお会いする機会が多いので、地元のお話しができることを嬉しく思います。
　
鍼灸あん摩マッサージの道に進む以前は、住居や店舗などの内装に携わる仕事をしていました。好きな仕事でしたが、建設現場の環境は大変なことも多く、体力的にも精神的にも疲労を溜め込むようになっていました。更に多忙な時期は、終電で帰ることが増えて生活リズムや食生活も乱れがちになり、身体の不調を辛く感じるようになりました。一度ゆっくり休息をして“心身のリセットをしたい”と思い、以前から関心のあった断食療養所へ行くことを決めました。

訪れた施設では、断食などの食事療法に加え、マッサージやカッピング、鍼治療、ヨガなどリラクゼーションを組み合わせた色々な種類の治療を受けることができました。日頃から自分自身のむくみに対してセルフマッサージをしていたため、マッサージやリラクゼーションの世界には興味があり、色々な手技や療法を体験してみたいと思ったのも目的のひとつでした。初めての断食経験でしたが、日替わりで受けていた治療の効果もあり、辛さを感じることなく過ごせました。徐々に軽くなって変化していく身体を爽快に感じ、不調を改善する方法や考え、健康観に対してより興味を抱きました。

日常に戻り過ごしやすい身体になったことで、自分でできる改善法を実践してみたり、体験してきたものを詳しく調べたりするようになりました。趣味やセルフケアの範囲で考えていたスクールに通い、友人や家族に習ったことを実践するうちに「もっと色々覚えてみたい」「本格的にやってみたい」という気持ちが強くなり、リラクゼーションの世界へ転職をしました。

転職後、実際に人の身体に触れる時間が増すにつれて興味のあった世界に面白さや楽しさを感じていましたが、“その場だけの気持ち良さや癒しだけで症状の改善ができているのか”と迷いや疑問も感じるようになりました。
また、お店には様々な病気を持っている方も多く来られましたが、病気に対する知識や理解が不十分なために適切なケアができないことから、自分が今ここでやれることに限界があることを思い知りました。この時、リラクゼーションと治療者であるマッサージ師との違いを感じ、医療従事者の資格である鍼灸あん摩マッサージの資格を取ろうと決意してこの道に進みました。

進学後、東洋医学の特徴的な身体の診かたや捉え方を学ぶ中から「心身のバランスの重要性」を知りました。

東洋医学では、「身心同一（しんしんどういつ）」という言葉があります。これは、身体と心（精神面）は一つと捉える考え方です。これらは互いに影響し合うため、共に良い状態であれば健康を保つことができますが、どちらかに過不足が生じれば調子が悪くなってしまいます。
私は、この言葉どおりのことを自分が体調を崩した時に強く感じていました。過去の経験で感じていたことが、言葉・思想として腑に落ちたのがこの時でした。
と同時に、症状そのものを診るだけではなく、それを引き起こす原因や経緯、個人の体質など様々な要因も含めて総合的に治療を行う東洋医学に対して多くの疾患に対応できる可能性を感じました。

しかし的確な治療を行うためには、東洋医学的な捉え方だけではなく、西洋医学で明らかにされている病態もしっかりと把握することも重要です。
資格を取った今は、東洋と西洋の両面から考察し、その方に合ったより良い治療が提供できる治療家になっていきたいと思っています。そして、私自身が“むくみ”に悩まされていることから、同じ悩みを持つ方のお役に立ちたいとも思います。
たくさんの方との出会いを大切にし、心身共に健康にする治療を目指して真心を持って努力していきます。今後とも宜しくお願い致します。

平成26年7月5日

仁鍼灸治療院　鍼灸あん摩マッサージ師　内堀真樹

JIN PHOTO GALLERY | サイトマップ