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仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。 |
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HOME >> スタッフコラム >> vol.5(2006/5/18) |
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院長日記。不定期に
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〜院長日記番外編〜 |
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スタッフの日記です。不定期にUPしてまいります。 |
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vol.5(2006/5/18) |
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耳には、足裏と同様に全身が投影された※反射帯があり、身体の各器官のツボが存在しています。※反射帯:各器官が投影されているエリア(領域)のこと
耳ツボ療法とは、それらの反射帯や反応点(ツボ)を刺激することで、その器官の働きを活性化させ、本来の働きを正常に戻そうとするものです。また、自律神経のバランスを整え、身体の内側から体調(不調)を整える体質改善を目的に行います。
耳ツボダイエットというのも、この耳の反射帯やツボを利用して行います。働きが悪くなっている器官を投影しているツボに対し刺激することで、停滞していた働きを促進させ、自律神経のバランスも整えることで過剰な食欲を抑え、基礎代謝を高めることなどを目的に行います。
私たちの身体には、恒常性保持機能=ホメオスタシス(生体の内部環境を常に一定に保つための自動調節機能)が備わっています。これは自律神経系の作用によって維持されていますが、外部や内部からの様々な要因によりこの機能が失調すると疾病という現象になって出現するとされています。
過食の傾向も、自律神経失調が関与して起こるケースがあります。それは食欲のコントロールに自律神経の作用が深く関わっているためです。
では、自律神経の働きとはなんでしょう。
自律神経とは、交感神経と副交感神経のことで、これらは私たちの意志とは関係なく働いている神経です。血液循環や体温調節、食物の消化活動などさまざまな働きをコントロールしています。
この二つの神経は、お互い上手にスイッチを入れ替え、バランスを保ちながら働いています。中枢は脳の視床下部というところにあり、そこに食欲に関する摂食中枢・満腹中枢が存在しています。
しかし、視床下部はストレスの影響を受けやすく、継続的なストレスを身体が受け続けると、自律神経のバランスも崩れ、食欲のコントロールも上手くいかなくなってくるのです。
例えば、ストレスによる過食やドカ食いなどもこれに当てはまります。精神的ストレスがあると、それに対し食べることで気持ちを満たそうと、過食になる傾向があります。この他に【早食い】や【ながら食い】というのも要注意です。
食事をすることで、わたしたちの身体の中で《血糖値》が上昇し、その上昇がピークに達してはじめて、脳で“お腹がいっぱい”と感じます。しかし、早食いだとそう感じる前に食べ終わってしまうので、本当は満腹になっているのに、満腹感をもてません。
また、テレビを観ながら…など、何かをしながらの食事だと、食べることに意識が集中せず自分の許容量よりも多く食べてしまいます。こうした状態が続くと、自然と食事量も増えて、自覚がなく“過食”となっていきます。消費するエネルギーよりも摂取するエネルギーが上回れば、余分な栄養素は脂肪へと変わり、身体に蓄積していき、それが肥満へとつながっていくのです。
このような状態が続くと身体の各器官への負担も高まり、本来の働きが低下してしまいます。
ホルモンの働きもそのひとつです。過食となる要因のひとつにインスリンの異常分泌があります。インスリンとは、視床下部の摂食中枢を刺激して空腹感を感じさせるホルモンですが、インスリンの分泌が過剰になると、必要以上に空腹感を感じさせて、過食になってしまいます。
このように、身体の内側の働きが悪くなれば本来の消化・吸収機能や排泄機能、血液循環など様々な働きが滞り、便秘やむくみ、冷えといった症状や様々な疾病を引き起こす要因になっていきます。
このような症状に対して、耳ツボでは悪くなった働きを促すために、ツボや各エリア(反射帯)の圧痛点を刺激していきます。※圧痛点:押して痛みを感じる箇所
例えば…
● 便秘症状に対しては腸の動きを促進させるために、【大腸点】や【小腸点】、また下部消化器系のエリアの圧痛点を刺激します。
● むくみ症状に対しては排泄機能を促進させるために、【腎点】を刺激します。また、※《腎》の機能が失調すると身体に冷えが生じると東洋医学では考えられています。そのため、冷え症状に対しても、【腎点】を刺激します。
※ 腎の機能:水分代謝のコントロールや身体のエネルギー(精)を蓄える
●胃の消化機能を促すためには、【胃点】や【食道点】、【噴門点】、上部消化器系のエリアの圧痛点を刺激し、ホルモンバランスを整えるためには、【ホルモン点】や内分泌系のエリアを刺激します。この他、精神的ストレスを緩和させるためには、【神門点】を臨床上よく用います。
身体の働きというものは、各々が単独で働いているのではなく、それぞれの役割(機能)をしっかりと果たして協力しながら働いています。そのため耳ツボでも症状に対し、ピンポイントで刺激するのではなく、全身のバランスをとるためにいくつかのツボを組み合わせて行います。
しかし、耳ツボで身体の内側を整えても、いくらでも食べていいというものでもありません。身体の源となる栄養=食事を見直すことも大切です。
体内環境が私たちの意志ではコントロールできないところに対し、それ以外の外側の環境、つまり日常生活や食生活というのは、私たちの意志でコントロールすることができるのです。
ストレス社会といわれる現代は、生活スタイルも多様化しています。時間の都合上、きちんとした食事の時間がとれない…など、食生活が不規則という方も少なくないと思います。しかし、そうした事の積み重ねや習慣化が私たちの身体を変え、肥満をはじめ様々な疾病を引き起こすリスクを高めているようにも思います。
生活スタイルをガラリと変えるのは難しいことですが、今の日常生活をもう一度見直し、改善できることはあります。そうした身体の内面(体内環境)と日常生活からの改善が、本当の体質改善につながっていくのではないのでしょうか。 |
平成18年5月18日 |
仁鍼灸治療院 鍼灸師 向後 ひとみ |
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