スタッフコラム　9

仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。

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院長日記。不定期に
更新しています。

～院長日記番外編～

スタッフの日記です。不定期にUPしてまいります。

vol.9(2008/1/29)

　2007年11月23日、勤労感謝の日にスキンタッチ指導者講習会へ参加してきました。
10時～15時と長丁場でしたが、とても温かい雰囲気の中で講習は行われ、時間もあっという間に過ぎていきました。

　私がスキンタッチを知ったのが丁度１年前、その時は申込期限に間に合わず、１年間待ちに待った講習会でした。参加者はほとんどの方がお子様持ちで、ご自分の子どもとの生活をきっかけに・・・という方が多かったように思います。もちろん全員鍼灸師です！（学生さんもお二人程いらっしゃいました）

　講習会は、スキンタッチについての講義や実技、実演などが行われました。
スキンタッチはその名の通り「肌に触れる」ことです。治療として行われている「小児はり」をルーツにアレンジされた「ツボ健康法」なので、小児はりと同様、刺したりしませんし、痛くもありません。家庭でも手軽に行えるようにと考えられた方法なのだそうです。
使う道具はもちろん家庭にある物、「歯ブラシ」「スプーン」「ドライヤー」。小児はりの代わりに歯ブラシとスプーンを、お灸の代わりにドライヤーを使って、なでたりさすったり温めたり・・・スキンシップが図られ、身体の状態を診ていく事が出来るのですね。

　東京スキンタッチ会はこの「スキンタッチ」や「小児はり」をもって、地域社会に進出し地域と交流すること、地域の子育て支援に関わることを目的としているそうです。当院も江戸川区、非常に子どもの多い地域にあります。最近のお母さん達は若く・とても頭が良いのだそうです。知識も豊富なためか、子どもに対して少し神経質な所もあると助産師である姉が言っていました。子どもとふれあう事で常に健康状態を把握出来ますし、「なんとなく調子が悪そうだな」「病院行くまでもないかな」という時に小児はりやスキンタッチが役立ってくれるとよいなと思います。そして少しでも多くの子ども達と親御さん達に健康・笑顔でいてもらいたいものです。

　今回、持ち物として用意した「スプーン」と「歯ブラシ」。そして用意されていた「ドライヤー」。実技でペアを組み、お互いにスキンタッチし合います。
まずスプーンを持って自分で自分の腕を撫でてみました。ちっとも気持ちよくありません。しかし、人にやって貰うと何故か気持ち良いのです。例えるなら羽で撫でられている感じですかね。ふわ～1っと腕が飛んでいきそうでした。
次に「歯ブラシ」です。髪の生え際をトントンと叩いてみます。歯ブラシ自体は大人用ですし硬いのに痛くありません。
最後にドライヤーを使って片方のふくらはぎを温めました。ドライヤーをあてる前後でふくらはぎの状態を診て触り比べたところ、少し硬くて黄色味を帯びていたふくらはぎがドライヤーをあてた後はもちもちうっすらピンク色になりました。あてていたのはたったの1～12分なのですが・・・。これは冷え症の方にとても効果的です！その後もあてた脚だけずっとぽかぽかしていました。身体がきちんと温まっていると皮膚の乾燥は防げます。乾燥肌の子どもに是非オススメしたいですね。

　実演では会員の方にご自身のお子様と一緒にいつも行っているスキンタッチを披露していただきました。いつもお家でやっているその女の子はお気に入りの歯ブラシがあるそうです。最近の歯ブラシはカラフルなのもあるので、何本か色を用意しておいてお子様に「今日はこの色～1！」と選ばせてあげるのも良いですね。お気に入りのスプーンと歯ブラシ、それで一日の出来事をパパママと話しながら気持ちよくなれるのなんて最高の気分なのではないでしょうか。

　スキンタッチは前述の通り「家庭で出来る健康法」です。子どもでもたくさんのストレスを日々受けています。2～14歳をピークに10歳頃までは身体の中でストレスをやっつけることが難しい状況にあります。そのため「疳の虫」や「アレルギー」などが表面に出て来やすいのです。
身体の外から気持ちよい刺激を与えることでストレスを緩和させる事が出来ます。親子をつなぐ手段の一つとして、子どもの状況を知っておく手段として、愛情を注ぐ手段としてもスキンタッチをご活用いただければと思います。

　江戸川区でも子どもがもっとイキイキと遊ぶ姿の見られる地域にしていきたいものですね。そのために私も、日々精進してまいります。

平成19年12月20日

仁鍼灸治療院　鍼灸師　杉野しのぶ

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