仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。
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J's diary(院長日記)
院長日記。不定期に
更新しています。
スタッフからコラム(不定期)
Field of dreams〜院長日記番外編〜
石岡院長の高校時代の野球の物語です。
番外編として新登場!!
EP-10 (2006/12/12)
 冬の時期、野球はオフシーズンに入ります。
 ウインタースポーツはもちろん、ラグビーやサッカーなどは“冬のスポーツ”というイメージがありますが、野球は真冬に思いっきりボールを投げることはしません。野球に限らずいわゆる肩のスローイング動作が中心の種目は、インドアスポーツを除きほぼ同じことが言えるのではないでしょうか。

 秋季大会が終わると練習内容もガラリと変わり、ボールを使った練習は極端に少なくなります。
 “多少は練習も楽になる?”と思ったら…アマイ!それは大間違いです。体力作りが中心なのでますます走る量は増えるし、筋トレ、サーキットトレーニング(全身各部のダンベルを使ったトレーニングやジャンプ、ダッシュなどを数セット繰り返します)、そして通称“ペッパー”と呼ばれるものを黙々と行います。
 “ペッパー”とは一人が球を左右にトスアップし、それを移動しながら(ちょうど反復横跳びみたいに)キャッチを繰り返します。左右にトスを上げる手の動きがちょうど”コショウ”をふるような動作に似ているからでしょうか?
 このような基礎トレーニングの毎日です。これらの運動は地味な割にキツく、あまり変化に富んでいないので精神的にもかなり苦痛です。

 今でこそ野球部もトレーニング用のマシン設備を備えているようですが、当時はなかったのでフリーウエイトのバーベルやダンベル、砂のう(砂袋)などを使っていました。
 さんざん動いた後に監督もさらりと「はい、じゃあつぎ腹筋300!」とか「スクワット300!あっ、ダンベル持とうか」などと言うものですから、あの時は本気で殺意が芽生えました…(それは冗談です)
 普段あまり使っていない筋肉をたくさん使うのでいつも筋肉痛、歩き方もロボットのようで、クラスの女の子達も気持ち悪がっていましたね(笑)

 ボールを使った練習も全くない訳ではありません。しかし、もちろん試合などはありませんし、ピッチャーも屋外で投げ込みなどはしません。
 打撃練習はバッティングピッチャーが投げるものと、マシン相手が半々くらいになります。当時うちの部では、この時期のバッティング練習に使うバットは通常の金属ではなく、竹製のものを使う決まりがありました。
 竹バットは金属製のものに比べ飛距離は格段に落ちます。金属バットは多少芯を外しても何となく飛んで行ってしまうところがあるのですが、竹は芯を外して打つとほとんど強い打球は飛びません。さらに芯を外すと恐ろしいほど手が痺れます。ただでさえ寒い日で手が“かじかんで”いるところにこの衝撃は強烈で、思わずバットを叩き付けたくなります。(自分が未熟なのにね…)

 通常私は900〜930gくらいのバットを使っていましたが、監督から冬の時期は少し重いバットを使えと言われていたので、この竹バットは1kgありました。
 ヤンキースの松井選手がオフの時期、マスコットバット(素振り用の重いバット)を使って打撃練習をしているシーンを時々見ます。私も当時ティーではよく使っていました。マスコットバットは今も自宅にあるので、この間久々に振ってみましたが、「う…重い…」。
 こんな重いバットを高校時代は軽々と振り回していたのかと思うと、あの頃のパワーが懐かしい…

 守備練習ではシートノック(各ポジションについての守備練習)こそ減りますが、その代わり通称“アメリカン”というノックをよくやりました。
 “アメリカン”はまず一人の選手が外野のレフトの位置に立ちます。そして監督がセンターからライト辺りの所に球を打つのですが、これを全力疾走で追いかけキャッチするというものです。今度は逆方向に打つのでまたレフト方向に追いかけてキャッチします。
 監督は“ノックのプロ”ですからそれはイヤらしいギリギリの所に打球を落とします。キャッチできたら1本とカウントし、これを20本とか繰り返すのです。皆ほとんど最後は吐いていましたね…(汚くてすいません)
 毎日何人かこのノックの餌食(血祭り?)となるのですが、何となく私はその機会が多かった印象が…。きっと可愛がられていたのでしょうね。違う違う!ハッキリ言って守備が下手だからでしょう…。
 でもなぜこれを“アメリカン”と呼んでいたのか未だに分かりません。
 こんな練習を2〜3ヶ月ずっとしているものですから、部員の身体は一冬で皆一回り大きくなる感じです。

 話は少し逸れますが、大きな身体といえば習校の運動部の生徒は野球部に限らずそれはみんな立派な体格で、街を歩いていたらそれこそ自衛隊にスカウトされそうな人ばかりです。
 どの部もそこそこに強いのですが、柔道部の主将は140kgオーバー、サッカー部の太ももを見れば「それはウエスト?」といった感じです。
 中でも男子バレー部は一つ上の代が春の高校バレーで全国優勝したのですが、そのチームのエースだったK先輩(卒業後には名門の富士フィルムに入り全日本にも選ばれました)の身長はなんと2mでした。
 噂には聞いていましたが、初めて校内で会った時はビックリしましたね…大袈裟ではなく私の顔の高さがK先輩のお腹くらいです。

○私は見た!K先輩のビックリ目撃談○
1. 体育館にあるバスケットゴールにNBAでしか観たことがないような猛ダンク!
2. 彼の靴…これはもう靴じゃない、ちょっとした小物入れだ。(30数センチ?)
3. 通学中、天井から下がっている駅の時計を避けた!(ホントです!皆によくそれはネタでしょう?と言われます)
4. 彼の机は、昔、小学校の教室にあった配膳台?と見間違うような特注ビッグサイズ!
5. その机に着席したまま、教室の壁の上の方にある小窓(分かりますか?よく廊下側の壁の上部にあった小さな窓みたいなやつ)を開閉できる。
6. 電車では身体をかがめて乗り降りし、電車内では網棚を肘掛けにして立っている。
などなど…

 ある日の夜、練習帰りの電車内で一緒になった時、ほろ酔い加減のおじさんが「最近の高校生は大きなぁ!」と言いながらK先輩の身体をペタペタと触っていました。
 私は心の中で「違うって!その人のサイズは特別だって!」とおじさんにツッコミを入れていました。まるで吉本の芸人のように…(笑)

 そこまで大きくなくてもいいけど、私はどちらかというとチーム内では小柄な方だったので、正直なところ身長にはコンプレックスがありました。やはりスポーツ選手は背の大きな方が何かと有利なので、いつも「あと10センチ背があればな…」と思っていました。
 大会前のメンバー登録では資料に身長を申告するのですが、いつも3〜5センチくらいはサバ読んでいました。対戦校もまずこの資料を見るので、少しでも「みんなデカイなぁ」と思わせたかったというのもありましたね。

 このオフシーズンの練習で、みな身体も体力も驚くほどアップするのですが私も例外ではありませんでした。もともとパワーには多少自信がありましたが、各部のサイズも一回り大きくなり自分でも身体が変わったのが分かりました。
 「クソー!」とか「マジ!?」なんて心の中で思いながら練習をしている事もありましたが、監督はやはり色々と考えているのですね。すいませんでした!という感じです。
 当時は左右の握力が70kg近く、背筋力は250kg以上、胸囲も100p、大腿周囲径も65pくらいでヒップも“プリッ”でした。我ながら立派な体格です。

 でも悩みが一つ…身長はあまり高くなかったので、洋服を買う時には苦労しました。
 ジャストサイズで買うとシャツは第一ボタンが閉まらなかったり、身幅に合わせると袖が長い、ズボンはお尻や太ももに合わせるとウエストがブカブカだったりレングスが異様に長かったりするのです(笑)
 それでも現役中は普通の服を着ることも少なかったのでまだ良かったのですが、引退してすぐの頃は悲しかったですね。加えてボウズが伸びた髪、服が似合わない…


To be continued…
 2006.12.12 S.Ishioka wrote
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