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仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。 |
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HOME >> スタッフコラム >> EP-18 (2007/6/26) |
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院長日記。不定期に
更新しています。 |
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スタッフからコラム(不定期) |
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石岡院長の高校時代の野球の物語です。
番外編として新登場!!
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EP-18 (2007/6/26) |
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4月初旬、多くの高校が入学式を迎えるこの時期、春のブロック予選が始まります。秋季県大会とは違い直接甲子園へと続くものではありませんが、夏の甲子園県大会のシード決めをかねた重要な予選大会です。春季ブロック予選の仕組みは次の通りです。
抽選で組み合わされた約4校(1ブロック)でトーナメントを行います。(稀に3校や5校の場合もあります)これが約6ブロック(約24校)あって一地区となり、このような地区が約八つあります。これでおおよそ24×8で192の高校が割り振られる訳です。私の現役当時でも200校近い数だったので千葉県は都道府県別でも有数の激戦区です。
次にこのブロック予選を勝ち抜いた約50校弱があらためて抽選され、今度はトーナメント形式で県大会を行います。またここでの優勝・準優勝校は関東大会へと進むことになります。
この県大会での成績はそのまま7月に行われる夏の甲子園千葉県大会のシードを決定することになります。ベスト4は当然Aシードですね。約200近い高校が再び一斉にトーナメントで戦うので、どこも少しでも良いシードを取ろうと必死です。夏は優勝=甲子園なのでとてもシンプルですが、その分プレッシャーのかかる厳しい大会ですね。
ブロック予選の初戦を数日後に控えた練習後、いつものミーティングで監督からベンチ入り18人のメンバーが発表されました。今年に入ってから私自身、一度もメンバーを外れたことがなかったので「まさか入れないってことはないよな…」とは思いながらも、内心はドキドキです。
ただこの時、私の本心はベンチ入りメンバーはというよりもレギュラーとして、要するに一桁の番号が欲しい…いつもそれだけを考えていました。当然それは他の連中も同じですからその場はシーンと静まり返って独特の雰囲気が漂います。
監督がエースナンバー1番のピッチャーから順番に一人ずつ名前を呼びながら背番号を手渡していきます。通常、公式試合用のユニフォームは背番号が外された状態で保管してあるので、メンバーは正方形の布に刺繍された背番号だけを受け取ります。そして後で渡される自分のサイズに合ったユニフォームに縫い付けるのです。
2番、3番・・・、発表は進んでいきます。そしてついに…。
「7番(レフトです)、石岡!」
呼ばれました。一桁のレギュラー番号をもらえることはとても名誉なことですから、手渡された時はいつも興奮しました。しかし、同時にチームを代表して戦うという重い責任も強く感じる瞬間でもあります。
以前のエピソードでも書きましたが、当時(2年生)私の同期には中学時代に良い成績をおさめたチームの中心選手や、そこそこの経歴を持った連中が数多くいました。そんな訳で今回のメンバーもレギュラー9人のうち、私を含め2年生が6人、3年生が3人という構成でした。また18人のベンチ入りの中にただ一人だけ1年生が入りましたが、彼はのちにヤクルトに入団して快足とシュアなバッティングで活躍したJ君です。当時からそのセンスは光っていました。
解散後、マネージャーがすでに用意していた公式試合用のユニフォームを受け取り、背番号と一緒に大切にバックにしまいました。母に縫い付けてもらうので家に持ち帰るためです。
これを母に渡す瞬間はいつもどこか楽しみでした。父も勿論そうですが、特に母は私がこの背番号を持ち帰るとそれはとても嬉しそうな顔をして喜んでくれるからです。毎日ボロ雑巾のようになって帰ってくる息子を見ているわけですから気持ちも分かります。
私もいつも苦労や心配をかけっぱなしの母に対して、この時だけは唯一恩返しが出来ているような気になれました。
ブロック予選では初戦をコールド勝ち、決勝も圧勝で順当に勝ち上がりました。次なる舞台は県大会です。ブロック予選の勝ち上がり方やチームの雰囲気もとても良かったので、選手もみな手応えを感じていたのですが、ここで運命のイタズラ(?)が起こりました。
県大会抽選の結果、2戦目で強豪Cho商業と当たることになったのです。このCho商業と習志野は昔から千葉県の高校野球を牽引してきた永遠のライバルです。千葉の高校野球に詳しい方であれば…、特にオールド・ファンならば垂涎のカードです。
この年のCho商業は後にプロ入りするエースのK投手(広島)、快足・強肩のトップバッターでピッチャーも出来るO選手(横浜)の二人を擁し、今大会ダントツの優勝候補でした。大会の前評判ではこのCho商業に続くのが習校とされていたので、2回戦のこのゲームは事実上の決勝戦とまで言われていました。
当時は千葉県も私立校に押され気味でしたが、公立校でもあるうちとCho商業が久しぶりの2強状態ということで戦前からかなり盛り上がっていたことを記憶しています。
正直、組み合わせ表を見た時は“アチャー…、やっちまった”と思いましたが、早かれ遅かれ勝ち進めばいずれは当たる相手です。すぐに気を取り直し、チームのみんなもむしろ対戦を心待ちにして気合いが入っているようでした。
県大会一回戦をコールドで勝ち、次なる相手はいよいよCho商業です。たまたまうちの一回戦が終わった直後がCho商業の試合だったので、途中まで観戦しました。が…。
相手チームとの差は歴然で評判通りの強さです。(失礼ながら大人と子供といった感じでした)そしてエースK投手の投げる球を見て正直ビックリしました。この先も様々な高校の好投手と対戦することにはなりますが、この時点であんな速い球を見たのは生まれて初めてでした。
変な表現ですが、横から球筋を見たら線しか見えないといった感じです。もちろん正確ではありませんが、大袈裟ではなく150キロ近くは出ていると思います。端から見てこれですから実際バッターボックスに立ったらもっと速く感じるのでしょうね。
観戦していた我々も、何となく“見てはいけないものを見てしまったような”妙なムードが漂っていました。(笑)
でも私は、徐々に間近でその球を見てみたいような不思議な感覚になっていました。これこそ恐いもの見たさでしょうか!?(笑)試合は明後日です。
To be continued…
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2007/6/26 S.Ishioka wrote |
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