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仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。 |
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HOME >> スタッフコラム >> EP-19 (2007/7/7) |
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院長日記。不定期に
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スタッフからコラム(不定期) |
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石岡院長の高校時代の野球の物語です。
番外編として新登場!!
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EP-19 (2007/7/7) |
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ついに春の県大会2回戦、宿敵Cho商業そして豪腕“K”投手と対戦の日を迎えました。天気は快晴でしたが、春にしては朝からどこか蒸し暑さを感じる日でした。
試合は午後からだったので少し余裕がありましたが、気持ちの高ぶりからか前夜はなかなか寝付けず、朝も早くに目が覚めてしまいました。その日は午前中に一旦グラウンドに集合し、軽くウォーミングアップをしてからバスで球場入りすることになっていました。
いつものように朝食を摂り、いつものように母の「頑張ってね」という声を背中で聞きながら家を出ました。いつもと変わらない朝だったのに、このときは今日これから起きる出来事も、そして長く気だるい一日となる事も想像すらできませんでした。
集合時刻よりもかなり早くグラウンドに着いたのですが、すでにほぼ全員が集まっていました。みんなも気合いが入っていたのでしょうね。自分もそうですが“気合いが空回りしないといいけど…”なんて余計な心配までしてしまいます。
ほどなく全員でのウォーミングアップが始まりました。私はいつもこのアップの第一歩目にその日の自分の体調を感じるところがありました。
“うん、軽い”とか“今日はちょっと重い”とか…。一種、バロメーター的な部分があったようです。重すぎるのはもちろんダメですが、往々にして軽過ぎた時の方が結果は良くないことが多かったように思います。“ちょい重”くらいがちょうど良い感じです。微妙ですね…。ちなみにこの日はGood Feelingでした。
実はブロック予選が終わって県大会一回戦までの間、私はちょっとした“プチスランプ”に陥りました。バットマンの感覚というのは本当に微妙で時に不思議です。昨日まで絶好調だったのに今日いきなりタイミングが合わないなんてことがザラにあります。
県大会一回戦の前日練習では監督も見るに見かねたのか、私を打席に立たせマン・ツー・マンで約一時間近くの打ち込みを課しました。その成果もあり翌日の試合ではタイムリーヒット2本と完全に復調できました。
体調もフィーリングも、そしてメンタルも…、まさに心身ともに充実している状態で今日を迎えていましたから、“必ず勝てる”自分自身そんな自信にも漲っていました。
我々を乗せた専用バスは11時頃、千葉市内にある某野球場に到着しました。試合開始は13時です。バスを降りると、すでに球場の周りには他校の野球部員や観戦をしにきた人達が大勢いました。
こころなしか中年以降の人達が多いような印象もあります。中には少年野球の子供達を引率した(みんなチームのユニフォーム姿なのですぐ分かります)やはり40〜50歳位の監督さんらしき人もいます。
この年は今日これから対戦するCho商業のK投手とO選手がすでにプロ注目の選手で、その人気もあったのだと思いますが、やはり習志野 vs Cho商業ということで古い高校野球ファンを集めているようでした。
球場内に入る直前のミーティングでスターティングメンバーが発表され、私はブロック予選から打順が二つ上がり5番レフトで先発出場です。燃えてきます!
試合前のベンチ裏では決まっておこなう作業があります。ゲーム中に出るサインの確認です。実は公式戦用のサインは普段の練習試合と異なり少し複雑になります。しかも毎試合“キー”と呼ばれるサインが出る際のポイントとなる動作が変わるので再確認をしなければなりません。また試合の途中でそのキーを変更することもあります。あまり単純なものだとゲーム途中でサインが見破られることもあるからです。(相手が強いチームになればなるほど)
「じゃあ今日のキーは○○で。スクイズはフラッシュ(これもサインの一種です)で出すので見落とさないように。」「見落としたり解らない時は必ずタイムを取って。」
こんな感じです。そしてその後、皆で気合いを入れグラウンドに向かいます。
ベンチ前ではもう一度円陣を組んで気合いを一発入れます。そして球場を見渡すと…。さすがに外野席までとはいきませんが、内野から外野の左右ポール際までの席はほぼ満員でした。ますます燃えてきました。
向かいの一塁側ベンチ前にはすでにCho商業の選手達も身体を動かし始めています。ゲーム前のシートノックが終わり、試合開始の挨拶でホームベース付近に整列したとき初めてK投手を間近で見ました。その印象はというと「デカい…」。
いや、彼だけでなく他の選手もみな我々より一回り大きい感じです。中には無精髭が生えて「同じ高校生か?」みたいな人もいるし、異様なほど黒く日焼けしていて正直「ホントに漁師みたいだ!」って思いました。(すいません)
さらにバッターもバットのグリップが滑らないようにロージン(松ヤニの白い粉、ピッチャーがパタパタとやるあれですね)を手に付けるのですが、それが半袖の肘辺りまで真っ白なのです。「何もそこまで付けることないのに…」(またまたすいません)
ここの伝統なのかな?それにしても日焼けしているので目立つこと、目立つこと…。
そしてついに試合開始。一回裏に1点を先攻された直後、二回表の先頭バッターとして私に打順が回ってきました。
一球目、K投手の投じた球がアウトコース低めに決まりました。
「速い…。」
それはまさに唸りをあげて“ズドーン”という感じでした。速いだけでなくとても重そうです。
To be continued…
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2007/7/7 S.Ishioka wrote |
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