仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。
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J's diary(院長日記)
スタッフからコラム(不定期)
Field of dreams〜院長日記番外編〜
〜院長日記番外編〜
石岡院長の日記です。不定期にUPしてまいります。
vol.14(2007/1/7)
 新年あけましておめでとうございます。

 皆様はどのような年の瀬を、そして2007年を迎えられたでしょうか?
 東北地方や日本海側では発達した低気圧の影響で大雪や吹雪となった所もあるようですが、東京は年末から年始にかけて比較的気温も高め、穏やかな天気に恵まれました。
 大晦日から初詣に出掛けられた方も多かったのではないでしょうか。
 昨年末は“ノロウイルス”の話題で持ち切りでした。ようやく収束の兆しが見えてきたようですが、まだまだ油断は禁物です。

 私の大晦日は昨年の日記にも書きましたが、恒例のゴルフで締めくくられました。今回も千葉の市原で父と兄、伯父と行いました。
 昨年は年間を通し、結構頑張って練習場に行っていましたが相変わらずゴルフ場でプレーする機会が少ないせいか思うように上達しません。本当にゴルフは難しいです。
 確かに練習場で打つのと、実際のコース上は全然違います。地面の傾斜や硬さ、加えて自然や己との戦いですから雨や風、プレッシャーなどなど…それは比較になりません。まして練習場ではバンカーやパッティングの練習は殆どしないので話にもなりませんね。

 余談ですが私は大のタイガー・ウッズ好きです。彼の完璧なまでの美しいスイングは見ていて惚れ惚れとします。
 実際のところ“好き“とか”ファン“という表現は少し違うかも知れません。大袈裟ですが、どうもタイガーのゴルフは現実のものを見ている感覚がしないというか、何か崇高なものをみているような気さえしてしまいます。
 過去にもゴルフの歴史に名を残す偉大なゴルファーは大勢いました。“球聖“ボビー・ジョーンズ、ジーン・サラゼン、”帝王“ジャック・ニクラウスetc…
 しかし、若くして頂点に立ち、今なお進化し続けるタイガーはこれから先いくつのメジャータイトルを取り、勝利を重ねるか想像もつきません。間違いなくゴルフ史上最高のプレーヤーといって過言ではないと思います。



 特に昨年の全英オープンは大感動&圧巻でした。3番アイアンでビシビシとピンポイントに落とすコントロールショットは我々アマチュアには信じられない技です。私などショートアイアンですらまともに当たらないことがあるのに…
 それにしても彼のプレーはとても私と同じゴルフをしているように見えません。(笑)

 タイガーの実力は今更語るまでもありませんが彼はそのプレーそのもの、人格、ポリシーに至るまで多くの人を惹き付ける魅力があります。まさに世界のスーパースターですね。
 いつか機会があればJ’s diaryの“独善的スポーツ持論”でタイガーを取り上げてみたいなと思っています。

 話が逸れましたが、今年の大晦日ゴルフは何とか私の数年来の念願が叶い、父に勝つことが出来ました。かなりレベルの低い争いでしたが…スコア?聞かないでね。(笑)
 これからも一生懸命練習して上達するように頑張ります!

 昔から【一年の計は元旦にあり】と言います。改めてこの言葉の意味を調べてみました。
「1日の計画は早朝のうちに立て、1年の計は元旦に立てるべきである。物事は、最初が肝心であるというたとえ。」とありました。

 私といえば確かに気持ちだけは身の引き締まる思いなのですが、今年も大晦日からのお酒で相変わらず“ぐうたら”としたものになってしまいました。反省しなければ…
 しかし、新しい年の始まりというのはやはりどこか新鮮な気分になりますね。
 当院でも毎年スタッフの心構えとして、また日々の治療の励みとなるよう一年の目標を掲げるようにしています。私も年末から「来年の仁鍼灸治療院のテーマは何にしようか?」と考えていましたが、なかなかしっくりとくるものが思いつきませんでした。
 そんな中、当院も今年の4月で開院3周年を迎えます。開院当初からただがむしゃらに進んできましたが、時が経つのは改めて早いなと実感しています。

 開院3年ということで【石の上にも3年】という諺が頭に浮かんだので念のためこれも調べてみました。
「冷たい石の上でも3年も座りつづけていれば暖まってくる。がまん強く辛抱すれば必ず成功することのたとえ。」とありました。

 時に諺は人によって様々な捉え方があります。また解釈の仕方もある特定のものだけを指した表現ではないこともあります。
 もちろん我慢強く辛抱すること、一つのことを根気強く継続することは何事においても大切なことで、この諺自体とても含蓄のある言葉です。ただ、私の独断で我々の仕事について考えると先の解釈だけではどこか不十分に思えるのです。これではある一定の成果をあげて満足しているような、それを維持していくことで精一杯…そのような印象を受けてしまうのです。
 重要なのはそこから先、それをベースとしながらより質の高いもの、より良いものを求めていく姿勢こそが大事だと思うからです。

 東洋医学はまさにこのような考えが混在した世界です。経験の中で確立されてきた医学であるという特性上、長い歴史に裏打ちされた理論や技術がありますが一歩間違うと古い考えや一つのスタイルに治療者自体が固執してしまう危険もはらんでいます。
 これでは多種多様な個人の日常生活に起因している疾病や、時代とともに日々変化し続ける疾患に対応できなくなってしまいます。
 当サイトのスタッフ紹介欄にも書いていますが、私の考える治療者として大切なことの一つは“経験を大切にしながら、新事や変化に順応できる柔軟な思考を持つこと”だと思っています。これは私自身への戒めでもあります。

 こんな事を考えているうちに今年のテーマが一つひらめきました。



【温故知新=おんこちしん】です。この意味を調べてみると…
『原点回帰、温故知新過去の事実を研究し、そこから新しい知識や見解をひらくこと。
「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」と訓読する。「温」を「あたためて」と読む説もある。』とありました。

 まさに我々が今一番大切にしなければいけないことだと思います。
 治療院としてはより患者さんのニーズに合ったサービスや内容を再確認すること、また院の雰囲気として心からリラックスできる空間を提供することです。そしてこの時代に医療としての鍼灸が果たすべき役割と進むべき方向性を今一度、原点に返って考えることです。
 個人的には今まで積み重ねてきた経験や知識、技術を高める努力を怠らず、新たなことにも果敢にチャレンジしていく…そんな年にしていきたいと思っています。

 多くの方はお正月休みの後、直ぐさま三連休となかなか生活のリズムが掴みにくいですね。寒さもまだまだこれからが本番です。体調など崩されないようお身体には十分お気をつけください。
 今年もスタッフ一同、皆様のご健康と活力ある生活のために微力ではありますが精一杯頑張って参ります。本年もなにとぞ宜しくお願い致します。
平成19年1月7日
仁鍼灸治療院 院長 石岡俊祐
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