仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。
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J's diary(院長日記)
スタッフからコラム(不定期)
Field of dreams〜院長日記番外編〜
〜院長日記番外編〜
石岡院長の日記です。不定期にUPしてまいります。
vol.15(2007/4/10)
 当院もおかげさまで平成19年4月17日に開院3周年を迎えることとなりました。
 これもひとえに患者様をはじめ、近隣医院の諸先生ほか皆様からのご厚情によるものと心より御礼申しあげます。

 今年は暖冬の影響で東京の桜も平年より8日ほど早く、これは過去を振り返っても観測史上3番目に早い開花だったそうです。
 近年はとかく温暖化や異常気象、地震などの話題を耳にします。先日も石川県の能登半島で大きな地震があり多くの方が被害に遭われました。大変な毎日を過ごされている様子をTVなどで観ると、とても人ごとではないと心穏やかではいられません。
 私達の生活は自然との共存を切り離しては考えられません。普段なかなか個人レベルでは意識しにくい部分ですが、当然軽視できない大きな問題です。

 私達が生活を営むうえでもう一つの大きな根幹、それは“健康”の問題です。健康はひとり一人が毎日身近に直結していることですから、比較的実感しやすいかも知れません。
 日本の医療はご存知の通り西洋医学が中心です。日常生活に深く密着した西洋医学の進歩、完成度によって我々の健康は守られているといっても過言ではありません。また国民皆保険により誰もが一定水準以上の医療を受けられ、その結果日本は世界有数の長寿国家となりました。
 しかし、この私達の健康を支えて来た医療保険制度が近年は様々な問題によって危惧され始めています。その最たるものは、新聞やTVなどでも盛んに報じられている少子高齢化に伴う国民医療費の高騰です。
 現時点でも国は医療費抑制として病医院の診察料や薬剤費報酬の引き下げ、高齢者自己負担額引き上げなどの策を講じてはいますが、これらはどちらかというと短期的・対症療法的の感が否めません。
 今後の医療制度改革の中では更に中長期的な抑制策が不可欠で、具体的な方向性や既に決定した事項もあります。

 その政策の柱の一つとして注目されているのは「予防医療」の推進です。最近は“メタボリック・シンドローム”という言葉を良く聞きますが、特に医療給付増加の主原因は生活習慣病関連疾患によるものという考えから、これらの予防・改善に対して積極的に取り組んでいこうというものです。

 病気になれば「国も自分も様々な面で負担が増加する」→なので「病気にならないように留意し長く健康でいてください」。国はこういうスタンスなのです。
 まさに「自分の身体は自分で守らなければならない」、間違いなくそういう時代が来たのだと思います。
 誰しも病気になることを望んではいませんが、人はみな平等に歳を重ねますし、それに伴うリスクもまた平等です。限りある財源の中で時代に合った、そして誰しもが安心して暮らせる医療制度を確立することは国の責務だと思いますが、個人の自己管理・意識という部分がとても重要になってくるのではないでしょうか。

 このような背景の中で、いま鍼灸マッサージに代表される東洋医学的治療が注目を浴び始めています。既に米国ではこれら代替医療(西洋医学の範疇に属さない治療法)と呼ばれる治療法が大学病院などでも積極的に取り入れられています。
 東洋医学には元来、未病治(みびょうち)「未だ病成らざるを治す」=予防医学という考えがあることはこのサイト内でもお書きしました。
 病気になる以前にリスクを摘み取っていければ、当然医療費や薬剤の抑制に繋がりますし、副作用自体が少ない治療法としてその効果が期待されている訳です。
 国民医療の問題点、予防医療の意義、それに関わる東洋医学の役割については今後、コラムなどで一度大きく踏み込んだものを書いてみたいと思っています。

 私達の生活を支えている医療はいま確かに大変な時代を迎えようとしています。東洋医学と西洋医学がそれぞれの特徴を活かし、役割を明確にし、そして上手に融合・共存していくことが必要ではないかと思います。
 当院も今年の年頭に掲げた“温故知新”という目標のもと原点に立ち返り、鍼灸マッサージ治療本来の良さ、新たな可能性を皆様にお伝えしていければと思っています。医療分野の一翼として社会に、そして何より当院にお越しになる患者様の生活が健やかとなるよう、これからもスタッフ一同精一杯頑張ってまいります。
 今後とも宜しくお願い致します。
平成19年4月10日
仁鍼灸治療院 院長 石岡俊祐
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