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仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。 |
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HOME >> J's diary(院長日記) >> vol.17(2007/12/11) |
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スタッフからコラム(不定期) |
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〜院長日記番外編〜 |
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石岡院長の日記です。不定期にUPしてまいります。 |
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vol.17(2007/12/11) |
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2007年も残すところ半月余りとなりました。
この時期は仕事やプライベートに関係なく片付けておかなければならない野暮用が目白押しで、どこか気忙しい毎日になりますね。というか「自分で無理矢理忙しくしているんじゃ?」なんて思うこともありますが…。そうなんです、切羽詰まらないとなかなか始めないこの性格はそろそろ何とかしなくてはなりません。
今年の夏はとにかく暑かったですね。まさに“猛暑”でした。厳しい夏が終わり、暦は秋になっても比較的温かい日が続いていましたが11月中旬以降はグッと冷え込んできました。急激な気候の変化で体調を崩された方も多かったのではないでしょうか。
インフルエンザも各地で流行してきているようです。ただでさえ年末の慌ただしいこの時期、皆様くれぐれも体調にはお気をつけください。
皆様にとってこの一年はどのような年だったでしょうか。国内に目を向けてみると今年も実にさまざまな出来事がありました。政治、環境問題、社会生活(食・住居・親子関係など)、健康、スポーツetc…、嬉しいことから悲しいこと、怒りの込み上げてくることから呆れて言葉を失うものまで…。思い返してみると何となく明るい話題よりも暗い話題の方が沢山あって、また印象深い気もして悲しい気分になってしまいます。
政治面では相変わらず要職の立場にある人間の無責任な言動が数多く取沙汰されました。この国の舵取りをしている人達がこれではとても国民の信頼を得ることはできません。
食や住居など生活の“安全”“安心”といった部分に目を向けてもしかりです。今年はとにかく“偽装”という言葉をよく耳にしました。
私達は自分の専門分野以外の事柄についてはとかく無知なものです。それではいけないと頭では分かっていても仕方のないこともあります。だから人は協力して生きているのであって、これでは一体誰を信用して何に希望を持てば良いのでしょうか。
一部の人間が己の利権や保身のみを考えているとしか思えない行動は、モラルの低下を飛び越して半ば呆れ果ててしまいます。自分以外は誰も信用出来ないのではあまりに悲しすぎます。
私が個人的にとても気になっているのは、これも今年ニュースや新聞で数多く目や耳にした天災、そして“地球温暖化”といった環境の問題です。個人のレベルではあまりに壮大すぎてイメージが湧きにくいのですが、深刻な問題です。
国内では3月に能登半島、そして7月には新潟県中越沖と立て続けに大きな地震が起きました。被害に遭われた現地の方々は、厳しい冬を迎え今も大変な生活をされていることと思います。くれぐれもお身体にはお気をつけ下さい。
いま地球温暖化の問題は国内のみならず、世界中にも様々な影響を及ぼしていると云われています。北極海の海氷が減少しているとか、世界中で発生している巨大なハリケーンや水害の被害は温暖化の影響だと論じる専門家もたくさんいます。TVなどでそれらの映像を目の当たりにし、説明を聞くと確かにそうとしか思えないのですが、実際はこのような個々の現象が直接、温暖化と結びつくかという結論は現在とても難しいところなんだそうです。
しかし、大局的にはこれらによって起こる気象の変化は間違いなく農作物や生態系へ影響を及ぼす可能性が高く、地球ではいま大変なことが起きているという事は容易に想像が出来ます。
先日深夜に何気なくTVを観ていると、やはり“地球温暖化”を題材にした番組が放映されていたので見入ってしまいました。
番組の舞台はアフリカで、いま温暖化の影響により起きていると思われる様々な変化を取り上げたものでした。野生動物達の生態系の変化、食料の問題などなど。その中でも私が一番ショックを受けたのはキリマンジャロ山の現状を解説した内容の部分でした。
キリマンジャロ山はご存知の通り、タンザニア北部にある標高5,895mのアフリカ大陸最高峰の死火山です。そしてこのキリマンジャロの山頂部には赤道付近であるにも関わらず巨大な氷河が存在していて、何とそれは一万年以上前のものだそうです。アフリカに氷河があることにも驚きましたが、一万年以上も前から受け継がれているものが今も存在するなんて…、改めて自然の雄大さと神秘に感動しました。
しかし、この氷河がいま急速に溶け始めていて、早ければ2020年には全て消滅するという学者もいるそうです。
温暖化はある意味、人災とも云えます。日本を含め、世界が大きく成長してきたことの代償といえばそれまでです。確かに私達はそれにより“豊かさ”というかけがえのないものを得ました。ただどこか虚しさも感じてしまうのは私だけでしょうか?
世界の地球温暖化対策をみても、まだまだ温度差があり足並みが揃っているようにはみえません。EU諸国では環境を訴える政党が支持され、特にドイツやイギリスでは国を挙げて取り組んでいこうという姿勢が伺えるのに、いわゆる“京都議定書”の提示国である日本はまだまだその取り組みが不十分です。また温室効果ガス排出大国であるアメリカは不参加を打ち出し、経済発展めざましい中国やインドに至っては削減義務がないといった矛盾もあります。
何千年も何万年も脈々と継続して来たことが今まさに崩れようとしているのです。これは本当に悲しいことです。ましてやそれが我々の生きている時代に起こっているのですから…。かけがえのないもの、良いものを引き継ぎ、後の世に伝えていくことは今を生きる人間の大切な使命だと思います。それはいずれ自分の子供や子孫が生きていかなければならない世界でもあるのです。このような地球規模的問題の前では一人の力は無力かも知れません。でも一人ひとりが感じないと始まらないこともきっとある筈です。
僅かな私利私欲のために起こる事件が毎日紙面を賑わしています。もちろん許せることではありませんが、こういった大きな問題の前ではなおさら浅はかに見えます。「もっと真剣に考えなくてはならないことが沢山あるのに…」と切に感じます。
医療の世界も今年は多くの話題がありました。医療財源の問題は引き続き国の重要な課題です。“メタボリック症候群”などという言葉もよく耳にしました。
皆さんは身体を動かしていますか?私も運動不足解消と上達を目指して約2ヶ月前からゴルフスクールに入り、毎週2回ほど仕事後に練習をしています。
先日、久しぶりにコースに行きましたがまだまだですね。恒例の大晦日ゴルフに向けてさらに練習しなければといった感じです。
スポーツの話題と云えば、やはり今年メジャーリーグに渡ったRED SOX松坂投手のワールド・シリーズ制覇ですね。しかもかつてのチームメイト松井稼選手との日本人対決でした。数年前まではメジャーで日本人同士が世界一をかけて戦うなんて想像もしませんでした。松坂投手も憧れのチャンピオン・リングを手にはしましたが、個人的には決して今年の自分の成績に満足はしていないでしょう。
今から来年の更なる活躍が楽しみです。彼的には“リベンジ”でしょうか。
それにしても毎年の決まり文句のようですが、本当に一年はあっという間ですね。年々加速していくようにすら感じてしまいます。
「なぜ大人になると月日の経つのが早く感じるようになるんだろう?」
つい先日も治療中に患者さんとそんな話題になりました。
子供の頃は見るものすべてが新鮮で日々何かの発見や、明日はどんな楽しい事が待っているのだろうと毎日ワクワクしていた気がします。それが大人になるといつしか日々の事柄をこなしていくことに精一杯で、何となく心に余裕が持てなくなっているのかも知れませんね。
人生はいつも首尾よくいく訳ではないし、毎日楽しいことばかりでもありません。時には嫌なことや気が乗らないこともしなくてはなりません。でも、人それぞれ歩むスピードは違うし、たまには寄り道や遠回りも良いものです。大事なことは何より一日一日を、そして今を大切に生きることだと思います。そうしないと人生なんてますますあっという間に過ぎていってしまいますね。
今の時代はいろんな事がもの凄いスピードで過ぎていきます。こんな時代だからこそマイペースで、そして心に一拍の余裕を持って過ごしていきたいものです。
来年は子年、干支も一回りして新たなスタートラインに立つにはちょうど良い感じです。
毎日寒い日が続きますが、皆様くれぐれもお身体にはご留意下さい。残り僅かとなった2007年が皆様にとって有意義なものとなりますように、そして2008年が希望に溢れた素敵な年になることを心から願っています。
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平成19年12月11日 |
仁鍼灸治療院 院長 石岡俊祐 |
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