仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。
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J's diary(院長日記)
スタッフからコラム(不定期)
Field of dreams〜院長日記番外編〜
〜院長日記番外編〜
石岡院長の日記です。不定期にUPしてまいります。
vol.19(2008/1/7)


 皆様はどのような年の瀬を、そして、2008年を迎えられたでしょうか。平成も、はや20年…。生まれたばかりの赤ちゃんも成人式を迎える年月ですから、“平成”の年号もすっかり板についてきた感じです。
 私の年末は例年通り『大晦日ゴルフ』で締めくくられました。関東近辺は年末から年始にかけて穏やかな晴天に恵まれました。しかし、この日の房総は雲一つない青空にも関わらず冷たい風が強く吹き付けていて、なかなか厄介でした。でも雨や雪じゃないだけ良しとしなくてはいけませんね。
 ゴルフの方は昨年から本腰を入れて練習に打ち込んできた甲斐もあり、少しずつではありますが上達している実感も得られてきました。ますます楽しくなりそうです。

 毎年大晦日に父・兄・伯父と4人でゴルフをするのが恒例行事となり、何年が経つでしょうか。軽く十年以上は経つのではないかと思います。
 最近は母から「お父さん、気を付けて見ておいて」と口うるさく言われます。確かに晴れてはいても真冬の早朝です。血圧が高く、運動不足気味の父にとってはあまり好ましい環境ではありません。昼に温かいクラブハウスで休憩し、スタート時間に“パッ”といきなり表に出るのも身体に良くないですね。
 でも父は父なりに毎年この行事を楽しみにしているようです。「力が入り過ぎだ!」、「ヘッドアップしてるぞ!」etc…。大笑いしながら、時に不機嫌になりながら…。元来、世話焼きの父はやたらと人のプレーにも口を挟みたがるのですが、心底楽しんでいるようにも見えます。
 いつまで一緒に出来るか分かりませんが、いつまでもずっとこの恒例行事が続けばいいなと思っています。

 話は変わって今年は子年(ねずみ)ですね。干支も一回りして新規一新、何か新しいことを始めるにはちょうど良い区切りです。
 ところで“干支”(えと)とはどういう意味なのでしょう?新年最初の疑問としてふと思い浮かんだので調べてみました。それによると今年が子年(ねずみ)というのは正確ではないようです。
 本来、干支(えと)とは「十干(じっかん)」=“干”と「十二支(じゅうにし)」=“支”の組み合わせたものを云います。
「十干」とは次の10種類で日本語の読みは以下の通りです。
甲:きのえ、乙:きのと、丙:ひのえ、丁:ひのと、戊:つちのえ、己:つちのと、庚:かのえ、辛:かのと、壬:みずのえ、癸:みずのと



 「十二支」はご存知12種類、日本語の読みは以下の通りです。
子:ね、丑:うし、寅:とら、卯:う、辰:たつ、巳:み、午:うま、未:ひつじ、申:さる、酉:とり、戌:いぬ、亥:い

 2008年の場合、十干は「戊(つちのえ)」、十二支はご存知の「子」なので、このことから干支は「戊子(つちのえね・ぼし)」というのが正しいのだそうです。

 さらに「十干」は陰陽五行説に基づき五行の【木・火・土・金・水】と、【陰・陽】の「兄(え)と弟(と)」に分けられているそうです。(説明するとややこしくなるので割愛します)
 同じく十二支にも陰・陽があり、子・寅・辰・申・午・戌が【陽】、丑・卯・巳・未・酉・亥は【陰】で、陰陽が交互に割り当てられています。
 やはり由来は中国、我々が携わる鍼灸の世界と通じるところがあるようです。

 ついでに、どうして十二支の最初が「子」で、そもそもこれを「ね・ねずみ」と呼ぶのでしょうか?呼び方については特別な理由というか、はっきりしたことは分からないらしく、字の読めない人も暦を覚えられるようにと、十二支にネズミやウシなどの動物を配したと考えられているそうです。(な、なんか…テキト〜)

 順番についてはこんな昔話があります。神様が十二支の動物を決める際、家の門の前に早く来たものから順に決めることにしました。歩みの遅い牛は数日前に出発し、一番に門の前に着いたそうです。そして、いよいよ門が空いたその時、牛の頭に乗っていたネズミが真っ先に飛び出したためネズミが一番になったという説です。
 またこれには猫も参加しようとしていたのですが、ネズミが集合日を間違えて教えたため十二支に入ることが出来なかったそうです。だから今でも猫はネズミを追いかけ回すのだとか…。夢のあるカワイイ話ですね。

 年末からこれも恒例、治療院の今年のテーマを何にするか考えていました。昨年末は、
温故知新【おんこちしん】=故(ふる)き良きものを大切にしながら、そこから新しい知識や見解をひらくこと。
という目標を掲げました。ある意味、この言葉は我々にとって永遠のテーマだと思っています。殿堂入りですね。(笑)

 年末から考えていたと書きましたが、実は昨年の途中から“温故知新”を引き続き今年の目標にしたいと思っていました。それは何故かというと、ある女子プロゴルファーの方が書いたブログに影響を受けたからです。その方は昨年途中、コンディショニング目的で当院に来られて以来、定期的に通っていただいています。その関係で私も彼女のブログを読むようになりました。

 彼女が書いたある日のブログに次のような一節がありました。

「プロである以上、楽しいだけではやっていけない事が沢山ある。しかし、原点にゴルフを『楽しむ』という気持ちがあれば、それがきっと強さに変わってくれる。」と…。(原文通りではありません)

 彼女と話をしていると改めてプロアスリートの厳しさがよく分かります。ましてゴルフは自然や自分自身との戦い、誰のせいにもできない孤独なスポーツです。
 彼女はまだシード権を持った選手ではありません。オフを除いてはほとんどプライベートな時間はなく、練習と試合、日本中を移動する毎日です。
 “プロなのだから…”、“それが仕事なのだから”と云えば確かにそうです。しかし、今はなかなか思い通りに行かない結果、“自分の力はこんなものではない”と挫折や苦悩することの方が充実感よりもはるかに多いでしょう。でも、彼女は本当に明るく、心からゴルフが好きなことは傍目からでもよく分かります。
 私自身もこのように生活を賭けて、また決して大袈裟ではなく人生を賭けて取り組む人と接することは、一治療家としてとても良い刺激があります。
 今シーズンも彼女が少しでも良いコンディションで試合に出場できるよう、力になれればと思います。そして、念願の“ツアー初優勝”心からお祈りしています。

 彼女にあやかって今年のテーマは温故知新、そして原点回帰です。
 温故知新には原点(=出発点)回帰という意味合いもあると思います。常に新しい物事にチャレンジしていくことも必要ですが、時に原点に立ち返り自分の足元を見詰め直すことも大切なことです。その上で自分が積み上げてきた経験や歩んできた道のりに自信を持つこと、挫けそうになったり、進むべき方向に迷った時は一歩後退する勇気を持つことだと思います。
 そして、何より治療家となってまだ日の浅かった頃、患者さんに「とても良くなりました。」「有難うございました。」と言われた時の、本当に嬉しかった気持ちをいつまでも忘れないようにいたいと思うのです。

 最後に中国の歴史書「漢書」によると、子年の「子」は【し:ふえる】という意味があり、新たな生命が種子の中に萌え始める状態を表しているのだそうです。
 最近はどこか暗い話題の方が多い気がして悲しい限りです。この世に生まれてくる新しい命が未来に希望を持って生きていける…、そんな国に日本がなると良いですね。今年は世間が多くの明るいニュースで溢れることを期待しています。

 医療の世界も日々変化です。我々も常に広い視野を持って多くの事柄を吸収できる準備をしておく必要があります。
 現状に満足せず、子年の“ふえる”が如く「知識と技術の引き出し」をたくさん増やして、当院に来られる患者さんに還元できればと思っています。そして我々自身も充実感で満たされるような仕事を数多くしたいと思っています。

 今年もスタッフ一同、皆様の健康のために微力ではありますが、精一杯頑張って参ります。本年もなにとぞ宜しくお願い致します。
平成20年1月7日
仁鍼灸治療院 院長 石岡俊祐
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