仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。
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J's diary(院長日記)
スタッフからコラム(不定期)
Field of dreams〜院長日記番外編〜
〜院長日記番外編〜
石岡院長の日記です。不定期にUPしてまいります。
vol.23(2008/8/13)
平成20年8月7日(木)、院内において第一回目の“Jinエコプロジェクト”がスタートしました。すでにこのホームページ内でも告知していましたが、毎月7日(当日が土日祝などの場合は前後の平日)18:00〜終了時刻までの約2時間、院内を出来る限りライトダウンして診療をおこなおうというものです。

 灯りの足りないところはロウソクで補い、アロマオイルを炊き…。いつもは明るく「元気になろうと前向きになれる場」を「ゆっくりリラックスできる場に」というコンセプトの通り、とても素敵な空間が出来上がりました。(写真1・写真2)

 患者さんもリラックスされているのか、いつもより言葉も少なめの印象を受けました。我々も周りがやや薄暗いせいか、鍼を打つ手先がいつも以上に集中している感覚がありました。(明るくても真剣に施術しています!)
こんなところにもライトダウンの効果があるようです。

 今回、この新たな試みをスタートさせた理由はHP内、eco-Jinのページに記載していますので是非ご一読いただければ嬉しく思います。
http://jin-shinkyu.com/eco/concept.htm
 先日、休日を利用してお台場にある「日本未来科学館」(http://www.miraikan.jst.go.jp/)に行ってきました。直径6.5mの球体に約100万個の発光ダイオードを貼付けた世界初の球体ディスプレイ【Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)】のある科学館です。あの表面が映像化された巨大な地球が回転しているのを見たことがありませんか?(写真3)

 以前から一度行きたいと思っていたのですが、なかなかヒマを見つけられず…。そんな時、たまたまインターネットで「世界最大の翼竜展〜恐竜時代の空の支配者〜」という企画を夏休み期間中開催しているのを見つけました。
 「これは行きたい!」
 まったく男というのはいくつになっても恐竜とか怪獣(ちょっと違う)の類いが大好きです。今回の展示は空を飛ぶ恐竜「翼竜」にスポットを当てた企画展で、中でも翼を広げると約10mにもなる世界最大の翼竜"ケツァルコアトルス"はなかなかの迫力でした。8月末日まで開催しているようなのでお好きな方は見学に行かれてみてはいかがでしょうか。

 その他にも館内では未来の医療技術や遺伝子治療、ゲノム(遺伝子情報全体を指す言葉)やロボットワールド、ナノテクノロジー、エコロジーなどなど…、気が付くと時が経つのも忘れるくらい夢中になっていました。(写真4・写真5)
 そんな興味深いブースが数多くある中で、思わず足を止め見入ってしまった特別展示ブースがありました。それはちょうどGeo-Cosmos(ジオ・コスモス)の真下で行われていた展示会で【みんなの地球展2008〜低炭素社会に向けて私たちのできること〜】(http://www.team-6.jp/teitanso/)というものです。主催はあのチーム・マイナス6%(環境省)で、地球が直面している温暖化・環境変化を映像や写真、講演を通して見つめ直そうという企画展です。
(写真6・写真7)


 時を同じくして当院でもeco-プロジェクトを始めた矢先ということもあったのでしょう。
扱い的にはやや小さなブースでしたが私にとっては物事の重大さ、切迫感を感じるには十分なものでした。
 突然ですが、皆様は【ツバル=Tuvalu】という国をご存知でしょうか?一度くらいは耳にしたことがあるでしょうか?
 ツバルはオセアニア州、南太平洋に位置する島国です。独立国としては世界で最も少ない人口(約一万人)を抱える英連邦王国の一国です。面積が東京都の約10分の一しかないこの国の土地は海抜が最大でも5mしかありません。そのため将来的な地球温暖化や地盤沈下によって海面が上昇すれば、国の存在そのものが消滅するかも知れない危機にさらされています。(写真8)

 近年では満潮時に地中から海水が湧き出し、農作物が壊滅的な打撃を受けています。さらに井戸の水が淡水から塩水に変化しつつある、砂浜や海岸の浸食が進んでいる、海水温の上昇によりサンゴ礁が白化して漁獲高も減りつつあるなど、環境破壊が進んでいます。
 ツバル政府はニュージーランド政府と協議をして集団移住を計画、現在ではオーストラリアが毎年数十人ずつを受け入れているそうですが、中には祖国を離れることを拒否する人も少なからずいるそうです。やはり誰しも自分の国を一番愛しているのですね。

『このツバルという国をもう少し詳しく知るためのサイトを見つけました』
http://www.tuvalu-overview.tv/

 もちろんこのような地球温暖化が影響していると推測される環境の変化は、この国だけが直面している問題ではありません。規模や程度の差はありますが、世界の至るところでこういった歪みは起こり始めているのです。

 “ecoへの意識”
 ひとり一人の力は僅かでも、皆がそれをほんの少し頭の片隅に留めておくだけでも何かが変わる大きな力になるはずです。私個人も今回の試みを通じて、小さなことからでも関心を持ってみようと思いました。
 些細なことでも意識してみること、そして関心を持つこと。まずはそこから始まるのではないでしょうか?

 いま世間はまさに北京オリンピック一色です。特に今大会、中国選手団の活躍は目覚ましいものがあり、経済成長著しいこの国の勢いを象徴しているかのようです。
 私も毎日眠い目をこすりながらTVにかじりつき、日本選手に熱い“パワー”を送っています。もちろん日本選手が大活躍をし、結果として金メダルを獲得してくれればとても嬉しいことですがそれだけが全てではありません。

 世界一流のアスリート達が己の持てる力を発揮し、必死に戦っている姿はそれだけで興奮ものです。また、思想や文化の違う選手達が純粋にスポーツを通して競い合い、いざ勝負が終わればお互いの健闘を称えあう…。そこには国同士の利害や思惑など存在しません。これこそがスポーツの素晴らしいところで、それはある意味とても尊いものです。

 オリンピックは“平和と友好の祭典“とも呼ばれます。この世界中が一同に介す大舞台が自国の力を誇示するためだけではなく、人類が共存していくことの大切さを感じる機会になれば良いなと思います。
今回のオリンピックには200を越える国と地域が参加しています。世界は広く、国は数多くあれど私達はみな同じ星に生きています。自然と共存しなければ生きていけない人類は地球に生かされているともいえるはずです。

 形やうわべだけで“平和”や“友好”を謳うのではなく、今こそ世界が一つになってこの後戻りできない問題に真剣に取り組むきっかけとなって欲しい…、心からそう願っています。我々が生きる地球のために…。
平成20年8月13日
仁鍼灸治療院 院長 石岡俊祐
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