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仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。 |
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HOME >> J's diary(院長日記) >> vol.31(2009/4/25) |
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スタッフからコラム(不定期) |
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〜院長日記番外編〜 |
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石岡院長の日記です。不定期にUPしてまいります。 |
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vol.31(2009/4/25) |
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当院は平成21年4月17日に開院5周年を迎えました。
これもひとえに我々をいつも温かい目で見守って下さる患者様のご厚情によるものと、スタッフ一同心より御礼申し上げます。さらには心強いサポートをしてくださる近隣医院の諸先生方、関係者の方々にもこの場を借りまして重ねてお礼を申しあげます。
今年は冬の終わりから初春にかけて気候が目まぐるしく変わり、体調の維持に苦労された方も多かったのではないでしょうか。
東京の桜の開花宣言は3月20日でした。これは平年より8日早く、過去においても3番目の早さだったそうです。ただ、ここから10日間ほど底冷えのするような寒さが続いたため、なかなか花も咲き揃いませんでした。桜もさぞビックリしたでしょうね。
しかし、そのお陰で長く桜を楽しむことができました。入学式の頃も満開で新入生の皆様にとっては嬉しい誤算だったのではないでしょうか。
そんな華やかな桜とは裏腹に、世間ではあまり明るくない話題が連日紙面を騒がせています。相変わらず繰り返される凶悪な事件や詐欺事件、政治家や役人の不正や汚職、外交問題など…。ますますエスカレートしていくように感じるのは私だけでしょうか。
そして今、何よりも大きな関心事は世界的な金融不安の問題です。マスコミ等では「100年に一度の大不況」などという有り難くない言われ方もしています。
日本も例外ではなく、株価の下落による倒産企業の増加、雇用の悪化に加え中東情勢の悪化に伴う原油価格の高騰、国の借金増加なども相まってまさに負のスパイラルに陥ってしまいました。
一昨年来、アメリカに端を発したいわゆる“サブプライムローン問題”は世界経済に大きな打撃を与えました。これに影響を受けた各国の金融機関が莫大な不良債権を抱え、瞬く間に金融情勢悪化が世界中に蔓延してしまったのです。
ではここで【サブプライムローン】の意味を簡単に説明してみます。
「サブプライム」とは優遇金利を“プライム”と呼ぶことに対し、その“補助的な”という意味から「サブ」が付けられています。
“プライム”は通常の融資を受けられる、信用格付けが高い層のことです。逆に「サブ」はその下、つまり所得が低い、負債の返済延滞を繰り返す人といった信用格付けが低い層を指します。
【サブプライムローン】はこの比較的信用力の低い個人を対象とした住宅ローンのことで、通常のローンと比べ審査基準はゆるい反面、金利は高く設定されています。実際、過去に破産をしていたり、担保の差し押さえを受けた人も融資の対象となっていました。
先日、政府が示した4月時点の景気の基調判断は「依然として厳しい状況」との見解で日本経済はまだまだ先の見えない混迷・混沌とした状態が続いています。
現状は短期間で劇的な変化が期待できるほど単純ではないようですが、かつてのように低迷することもあれば必ず浮上する時も来るはずです。(バブル世代ですから…笑)
今は日々、ストレスの多い毎日ですがこのような時だからこそ個々が足下をしっかりと見つめ、どっしりと腰を据える意識が必要なのではないでしょうか。自分自身の力量をしっかりと見極め、堅実に目の前のことをこなしていく姿勢が大切だと思います。
さらにもう一つ大切なこと…。それは同じ志を持った仲間や周囲の人(家族や友人、同僚etc…)を信頼することだと考えます。共に苦しみ、共に喜びを分かち合えた仲間は何ものにも代え難い財産となるはずです。
そういう仲間(同志)をたくさん得ることは逆風の時に大きな武器となるし、いざという時のリスク・ヘッジにもなるのだと思います。
何かと暗い話題の多いなか3月に行われたWBCでの“侍ジャパン”の活躍、そして連覇のニュースは久々に日本へ明るいニュースをもたらしてくれました。日本中が燃えに燃えた一ヶ月でしたね。私もさすがに“全試合リアルタイムで”という訳にはいきませんでしたが、ダイジェストなどで全ての試合を観戦しました。
どの試合も手に汗握るシーンの連続でしたが、特に第2ラウンド初戦のキューバ戦と決勝の韓国戦は個人的に大興奮しました。あの息苦しくなるような緊張感はまさに国際試合ならではですね。キューバ戦での松坂投手のピッチングは圧巻で、さすが“世界のダイスケ”というところを見せてくれました。
決勝の韓国戦は死闘と呼ぶにふさわしい歴史的なゲームとなりました。結局終わってみれば日本と韓国双方の黒星はお互いが付けたものだけで、改めてアジアの野球レベルの高さを世界に知らしめた大会となりました。
そして、この試合の10回表にイチロー選手が放った決勝タイムリーは球史に残るシーンとなりました。なぜかこの打席だけは私もリアルタイムに観ていたのですが、この時のイチロー選手は明らかに雰囲気がありました。特に全8球中カウント2-1からの5球目、ワンバウンドしそうな低めの球をファールにした瞬間、かなりの確率でヒットの出る予感がしました。全ての球を見切り、「空振りはない」というのがハッキリと分かったからです。
しかし、この大会のイチロー選手は、およそ我々が彼に期待してしまうレベルにはほど遠い状態でした。同じような凡打を繰り返す姿は見たことがない光景でしたし、いつも自信に満ちあふれ【泰然自若】としている彼が苦悩する姿は衝撃的でさえありました。
「折れかけていた心がさらに折れた」「監督の目を見るのが痛かった」「このチームは強い、あとは1番(自分)がちゃんと打てばね」etc…。
日本中の期待が自分に向けられていることや、それを受け入れることの必然性も当然理解していたと思いますが、彼が発した数々の言葉をみてもその重圧がいかに想像を絶するものであったかが分かります。
でも、人はやはり誰しも悩んだり、苦しんだり、プレッシャーを感じたりするものです。いつも完璧で、苦悩もせず、ヒット一本打つのに四苦八苦する彼の姿を想像もできないというのは我々が勝手に抱いていた偶像なのかも知れません。
そんなイチロー選手の折れかけた心を支え続けたのは共に戦ったチームメイトでした。周りの選手達も悩み苦しみ、それに耐え続ける彼の姿に共感したそうです。後に彼も支え続けてくれた仲間達に対して感謝の言葉を惜しげなく発しています。
私は日本が優勝した最大の要因はこの“絆”、そしてその原動力は喜びや苦しみを分かち合った最高の仲間との“信頼感”だと思うのです。
今、確かに日本経済や社会は逆風の時かも知れません。しかし、こんな時だからこそ大切にしたいと思うことが前述した言葉です。
“どっしりと腰をすえ、堅実に目の前のことをこなしていく姿勢”
“同じ志を持った仲間や周囲の人を信頼する”
「苦難の後には必ず歓喜が来る」そんな可能性を“侍ジャパン”は身を以て教えてくれた気がします。(勝手に…笑)
振り返りますと5年という月日は本当にあっという間でした。これからも一年一年、常に新たな気持ちで目の前のことを確実に行い、さらに新しいことにチャレンジする気持ちを忘れずに6年目の今年も努力していく所存です。
これからも当院にお越しになる患者様の健康のため、スタッフ一同力を合わせ、一丸となって精一杯頑張って参ります。今後とも何卒宜しくお願い致します。
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平成21年4月25日 |
仁鍼灸治療院 院長 石岡俊祐 |
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