仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。
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J's diary(院長日記)
スタッフからコラム(不定期)
Field of dreams〜院長日記番外編〜
〜院長日記番外編〜
石岡院長の日記です。不定期にUPしてまいります。
vol.36(2009/12/14)
 今年も色鮮やかなXmasイルミネーションが街中に溢れる季節となり、いよいよ2009年も残り僅かとなってきました。
 師走の声を聞く頃、いつも患者さんとする会話は「一年は本当にあっという間ですね」という決まり文句です。間違いなく歳を重ねるごとに一年が加速度的に早まっているような気がするのですが、これを言うと年配の患者さんには「先生の歳でなに言っているの!」と必ず怒られます。(笑)

 2009年は皆様にとってどのような年だったでしょうか?
 私はというと大きく体調を崩すこともなく(年末に油断しないよう注意です)仕事にプライベートになかなか充実した一年でした。
 プライベートでは一年を通してゴルフの練習に勤しみ、昨年よりはコースに行く回数も増えました。冬は越後湯沢や恒例の軽井沢などでスキーを滑り(携帯電話が雪に埋没して使用不能となる災難も…)、夏にはこれも恒例の沖縄に行きました。
 今年は少し足を伸ばして初めて石垣島や西表島、由布島などの離島へも行ってきました。大晦日には“年納めゴルフ”が控えているので今はそれに向けて調整中(?)です。

 仕事も私なりに日々の治療を真剣に取り組んできました。しかし個人的にも、また院としても至らない点が多々あり患者さんにはご迷惑をお掛けすることもありました。より満足度の高い治療を目指して今後も努力していきたいと思います。
 そのほか今年は区内の鍼灸マッサージ師団体「江戸川区三療師会」の役員職(学術部長)に就き、そちらの仕事も一年こなしました。他の区内医療五団体(医師会・歯科医師会・薬剤師会・柔整会・三療師会)の先生方とも交流する機会が生まれ、大変良い刺激となりました。
 今後は来年2月21日(日)に江戸川区総合文化センターに於いて開催される「区民のための東洋医学講座 〜身近な東洋医学〜」の準備が当面の仕事となります。

 国内のニュースに目を向けると政治・経済・社会面・スポーツ等など…、今年も様々な出来事がありました。スポーツの分野ではどうしても個人的に大好きな野球とゴルフの話題になりがちですが(笑)、たくさんの明るい話題がありました。
 まずは日本の二連覇で幕を閉じた09’WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)です。特に決勝韓国戦でのイチロー選手のタイムリーヒットは日本中が熱狂したシーンでした。この他にもイチロー選手の9年連続シーズン200本安打や、ヤンキース松井秀喜選手のワールド・シリーズ制覇&日本人初となるMVP獲得など歴史的な大記録が生まれた年でもありました。

 ゴルフでは先日見事に18歳2ヶ月で日本ツアー最年少賞金王となった石川遼選手の活躍です(年齢だけみれば世界最年少でもあるそうです)今シーズンは国内4勝に加え、マスターズやTHE OPENなどのメジャー大会にも出場し文字通り大活躍の一年でした。
 日本のトップアスリートが世界を舞台に活躍する姿は私たちに勇気と希望を与えるだけでなく、スポーツそのものの楽しさを教えてくれる気がします。
 さらに来年2月にはカナダのバンクーバーで開催される冬季オリンピック、そして6月にはアフリカ大陸初となる南アフリカでのサッカーW杯とビックイベントが目白押しですね。間違いなく寝不足の日々となりそうです…。

 社会面の大きな関心事といえば私たちの生活に今なお大きな影響を及ぼしている「新型インフルエンザ(A型H1N1)」があります。日本のみならず世界的な流行をきたしたこのインフルエンザは、3月にメキシコを基点として広まったとされています。
 現在徐々にワクチンの接種が進められているようですが、個人的には国や行政側の対応にいささか疑問を感じずにはいられません。優先接種順位を決めることは良いでしょう。ただ、国はワクチン数をしっかりと把握し接種方法まで取り決めているはずなのに一部の医療機関の現場では混乱も起きています。
 例えば国や市区町村などの発表、マスコミの報道などで「未就学時は○月○日から接種を受けられます」と接種時期に基づいて告知をしたとします。当然、それを聞いた未就学時を持つ親達はかかりつけの医療機関に殺到するわけですが、そこにはワクチンが一本もなく入荷も未定だと返答されることがあります。
 これは決して医療機関側の問題だけではありません。定められた必要数を請求しても入ってこないどころか、診療の合間で鳴り止まない患者さんからの問い合わせ電話で業務に支障が出ることもあると聞きます。少し前に問題となったワクチン10mlアンプルの件(無駄や廃棄の問題)についてもしかりです。これこそ行政が現場を知らない弊害の最たるものだと思います。
 WHOによると新型インフルエンザによる世界全体の死者数は一万人を超しています。(12/13集計時点)
 現時点の見解では適切な管理が行えれば通常の季節型とおおむね同等の扱いで良いとの判断がされていますが、これから寒さも本番を迎える中で国も国民も冷静な判断が必要です。

 そして今年、国内における最大の出来事といえば政治の大変革を起こすと銘打って実現した民主党政権の誕生です。(“政権交代”は2009年の流行語大賞にもなりました)振り返れば約4ヶ月前の8月30日、衆議院議員選挙において総議席408のうち実に3分の2近くを占める308議席を単独で獲得して圧勝した民主党が16年ぶりの政権交代を果たしました。
 現在、日本社会は大変な時代を迎えています。アメリカで表面化したサブプライム問題(2007)、リーマン・ショック(2008)に端を発したとされる世界金融危機の波は日本経済にも多大な影響を与え、その余波から今なお長引く不況を脱却できずにいます。

 近年の景気や雇用情勢の悪化、税負担増や治安悪化による凶悪犯罪の増加など私達の生活は益々厳しいものとなっています。先日も新聞で現在国内のうつ病患者が推定で100万人を超し、その数は10年前に比べ2.4倍との記事を読みました。
同様に自殺者や万引き犯罪も激増しているそうで、これも不況が背景にあるという専門家もいます。これらすべてを今の経済状況によるものとするのは極端だと思いますが、政権与党となった民主党に対して我々国民の期待や希望は言うまでもありません。
 しかし、最近の政府の対応や言動を新聞やニュースで見ていると少々不安になってしまいます。
どこか一枚岩になっていないようにも見えますし、リーダーにも迷いが感じられます。政治に対してある種の不信感やあきらめに近い感情を持っていた国民も新政権に対しては微かな期待を持ってみていたはずです。
 焦燥感というか「やはり…」という空気が世間に流れてしまうのだけは何としても避けてもらいたいです。

 日々の生活が厳しい今、国民はだんだん辛抱が出来なくなってきています。しかし、大きな病は復帰のためのリハビリにも時間がかかるのと同様に多くの難題を抱えた日本の再生には必然的に時間を要します。
 私達もある程度それに耐えなくてはなりませんが、先の見えない苦しさには人間なかなか耐えられるものではありません。心情的には即効性のある劇的な政策を求めていますが、それでも国を牽引するリーダーに将来を見据えた中長期的なヴィジョンがしっかりとあれば国民は理解を示せるのではないでしょうか。
 私も当院の“長”という立場からスタッフに対してどうあるべきかを最近よく考えるようになりました。私の抱くリーダーの理想像は、ブレのない信念や強い決断力を持って周囲を導いていける人物です。上に立つ人間に迷いがあり、言動に終始一貫性がなければ下はついていけなくなります。
 政治家にも強力なリーダーシップが求められていることは云うまでもありません。

 それにしても今年は一年がことさら早く感じます。何故でしょうか?
 現代は毎日色々な出来事が次々と起きてはもの凄いスピードで過ぎ去り、忘れ去られていくようです。人間の頭は新しい物事が入ってくると、そのぶん古い記憶はどんどん奥へと追いやられてしまうようで、(私の頭もあまり大容量のハードディスクを積んではいないようですが…)人々の感情や記憶がどんどん曖昧になったり、社会のモラルに対する感覚が鈍くなったり麻痺したりするのは少し怖い気がします。
 こんな時代だからこそ私達ひとり一人も、そして政治家も自己を見直し、襟を正す姿勢が大切なのではないでしょうか。

 先日、今年を象徴する漢字として新型インフルエンザ、新記録、新政権などのキーワードから「新」という字が選ばれたそうです。
 来年は文字通り日本が再生し、新たなスタート【新生日本】となるよう期待してやみません。そして2010年の干支にちなみ、ぜひ日本が虎のように強く逞しく(巨人ファンですが…)なって欲しいものです。
 最後になりましたが、今年も皆様のご厚情に支えられ無事に年の瀬を迎えられましたことを心よりお礼申し上げます。
来年もスタッフ一同、精一杯頑張ってまいりますので変わらぬご愛顧のほど宜しくお願いいたします。
 毎年の決まり文句ではありますが、残り僅かな2009年が皆様にとって有意義なものとなりますように、そして2010年が希望に満ちた素敵な年となりますよう心からお祈りいたします。
平成21年12月14日
仁鍼灸治療院 院長 石岡俊祐
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