仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。
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J's diary(院長日記)
スタッフからコラム(不定期)
Field of dreams〜院長日記番外編〜
〜院長日記番外編〜
石岡院長の日記です。不定期にUPしてまいります。
vol.43(2010/12/12)
 いよいよ2010年も残り僅かとなってきました。私は11月の生まれですが、毎年誕生日の頃を迎えると“あっ”という間に慌ただしく師走がやってくる気がします。
 唐突ですが私は毎年末、仕事でもいつもお世話になっている近隣の胃腸科さんで胃内視鏡検査を(胃カメラ)受けています。最初はふとしたキッカケで受けたのですが、今では一年の締めくくりというか、次の年へのオーバーホールというか…。何となくやっておかないと一年が終わらない感じがして、いつの間にか年中行事みたいになってしまいました。(検査に「なってしまった」はありませんが…)
 11月半ば、ある席で院長先生にお会いした時に「今年も行きますのでお願いします」と言うと「だいぶ予約が入ってきているから早く来ないと希望の日が取れなくなるよ」と返され、慌てて予約を取りにいきました。そして先日無事に検査を終え(!?)、おかげさまで「異常なし」という有り難い診断をいただきました。(笑)

 2010年は皆様にとってどのような年だったでしょうか?
 今年何といっても強烈な印象として残っているのは猛暑と呼ぶには物足りないくらいの“酷暑”、厳しい夏の暑さでした。それは次にあげるデータでも一目瞭然です。
@7月22日、岐阜県多治見市で今年の最高気温39.4℃を記録。
A 9月4日…全国213地点で最高気温が35℃以上となる猛暑日を観測。
B 気象庁の気温を測定している観測所921カ所を対象に6月1日から9月30日までの猛暑日(最高気温35℃以上)を最も多く記録した地区…群馬県館林、埼玉県熊谷(41日間)
 これを受けて気象庁は今年の猛暑を30年に1度の異常気象と認定しました。12月に入りさすがに朝晩の冷え込みは強まってきましたが、それでも例年に比べるとこの時期にしては随分と暖かいようです。

 他にも政治・経済・社会面・スポーツ等々…、様々な出来事がありました。特に今年は環境問題に関するテーマがクローズアップされた年でもありました。地球温暖化、オゾン層、熱帯林・野生生物種の減少、ゴミ問題、大気・土壌汚染による食の問題など…話題に挙がらない日はないほどです。今年の10月には名古屋でCOP10(生物多様性条約に基ずく締約国会議)も開催されました。
 また、今年はECO(エコ)というフレーズも実によく耳にしました。TVでもECOカー減税とか、先日も家電エコポイントが11月末で減少されるのを見越して対象家電を買い求める人達が大勢、店に詰めかけたといったニュースが流れていました。エコはもちろんECOLOGY【エコロジー】の略ですがこの単語の意味を辞書で調べてみると…、
1.生態学。 
2.人間も生態系の一員であるとの視点から、人間生活と自然との調和・共存をめざす考え方。
とありました。
 私自身、特に環境問題に詳しいわけではありませんが“エコ”や“省エネ”が大事なことは分かります。(漠然とですが…)
 日々の生活においてゴミや電気などもなるべく無駄がないように心掛けてはいますが、地球規模の話になるとどうも壮大すぎて想像がつきません。一国や個人意識の取り組みが大切なことは云うまでもありませんが、一方では二酸化炭素や多くの資源をそれこそ湯水のごとく垂れ流している国や地域もあるわけです。まさに「焼け石に水」です。
 こうなると地球環境云々は当然、諸外国との連携の中で取り組むべき問題です。しかし、最近の諸外国に対する日本の政治外交を見ていると大いに不安を感じてしまいます。記憶に新しい尖閣諸島における中国漁船衝突事件、北方領土問題、南北朝鮮半島の緊迫した状況、そして未だに解決の糸口が見えない沖縄米軍基地の問題と枚挙に暇がありません。

 国内においても景気対策や子育て、医療、教育、治安など…問題は山積していますが、これらの対応についても各方面からや様々な指摘や不満が噴出しています。
 中でも注目度の高い「こども手当て」についても、年の瀬が押し迫ったこの時期に来年度上乗せ分の財源をどこから確保するかといった議論を未だにやっている始末です。当たり前ですが、物を買う時はまずお金の目処を立てるのが先です。何事もまずは財源を確保してから取り組むのが正しい順序だと思いますがこれではまるで逆です。一時は「配偶者控除廃止」を財源に充てる案もありましたが、“専業主婦層の反発を懸念して断念”という理由はあまりに情けなさ過ぎます。
 「こども手当て」の例に限ったことではありませんが、どこか行き当たりばったり、その場しのぎの感が否めないのは私だけでしょうか。多くの国民は本気でこの国の将来を心配しています。政治家の方々にはぜひ「本気」でこの国を良くするために頑張ってもらいたいものです。少々ヒートアップしてしまいましたが、未来を憂いている故の意見とお許し下さい。(笑)

 気を取り直してスポーツの話題に…。今年の6月には世界中が熱狂したサッカーW杯がありました。大会前には戦いぶりを不安視されていた日本も終わってみれば過去最高となるベスト16(自国開催以外)という好成績をおさめました。
 野球界ではついにあのハンカチ王子こと(古い?)早稲田の斉藤佑樹選手がプロ入りをしました。
同じく同期でプロ入りした大石投手(西武)や沢村投手(巨人)、すでにプロで活躍している楽天の田中投手や広島の前田投手、巨人の坂本選手などこの世代には有望な選手が大勢いて今から対戦が楽しみです。
 ここで一つお知らせを…。先のドラフトで斉藤投手をクジで外したソフトバンクが代わりに一位指名をしたのが我が母校、習志野高校出身の山下斐紹捕手です。
これは凄いことですよ。いわゆる「外れ一位」とはいえキャッチャーというポジションで高校生がこの順位で指名されること自体大変なことですから、それだけでも期待の大きさがうかがえます。今年の夏、私も母校の応援に足を運んだ地区予選で彼を見ましたがその時の印象はまず肩が強く、何よりその強気な性格はプロ向きかなと感じました。すぐに活躍できるほど甘い世界ではありませんが今の地位に奢らず、競争に勝ってぜひ一軍でその姿を見せて欲しいと思います。

 個人的には今年も大きなケガや病気をすることなく、仕事にプライベートに邁進した一年でした。プライベートでは冬にスキー、夏にはBBQ、そしてこれも毎年の恒例となった沖縄に行き瀬底島や青の洞窟の素晴らしい海中を堪能しました。また、今年はスタッフと韓国旅行にも出掛け楽しい思い出が出来ました。
 仕事面では業界の役員職も昨年同様に務めました。院での治療も私なりに真剣に取り組んできましたが、まだまだ至らない点も多く患者さんにはご迷惑をお掛けすることもあったと思います。来年は今年の反省をふまえ、さらに理想の治療院に近づけるよう努力していきたいと思います。

 今年は例年に比べて暖かいせいか、何となくこの時期になっても師走という実感が湧きませんが一年は本当にあっという間に過ぎていきます。年の瀬を迎えてもやはり長引く閉塞感に決定打を打てず、新聞やTVからも連日凶悪な事件や犯罪のニュースが流れてきます。国民にもスッキリとしない不満とストレスが蔓延しているせいかどこか皆ピリピリとしている感じがします。

 先日、友人と電車に乗っていた時のこと…。夕方のラッシュ時で車内は結構混んでいました。電車が揺れ、隣に立っていた人に軽くぶつかってしまいました。すぐに「すいません」と謝りましたが、その人は舌打ちをした後、私に向かって「気をつけろ!」と怒鳴りました。一瞬、私もカチンときましたが心の中では少し可哀想な気持ちになりました。
 そして最近、私の中でとても悲しくショックな出来事がありました。この葛西で仕事を始め、それを機に知り合った友人が先日病気で亡くなってしまいました。彼は私よりも2つ年下でしたが、現代医学にもスポーツ医学にも精通したとても優秀な人でしたから私も色々と教えてもらうこともありましたし、仕事だけでなく一緒にゴルフをしたり、この夏にはお酒を飲みにいったりもした大切な友人でした。また最近は独立起業の意志も少なからずあったようで相談にものっていましたが、その矢先このようなことになり、さぞ無念だったと思います。謹んでご冥福をお祈り致します。

 「今年、自分自身は何を成し得たのだろう?」と思い返しても恥ずかしながら明確な答えはなかなか出てきません。ただ先のようなことをみれば、大きなトラブルもなく何より健康に過ごせたことはとても幸せなことだと感じてしまいます。
 当院が一番に考えるべきことは来院してくださる患者さんの健康に貢献することです。そのための日々の努力と準備、そして何よりも我々自身が健康であることが大切だと思います。我々が健康でなければ患者さんに元気を与えることはできませんから…。

 先日、毎年恒例の清水寺「奥の院」舞台で発表される「今年の漢字」、「暑」が発表されました。個人的には猛暑(気温が高い)、円高などから「高」を予想していましたが見事に外れました。(笑)
 来年は同じ“あつい”でも「暑」ではなく、人々の生活や日本全体が熱気溢れる「熱」になると良いですね。
 最後となりましたが、本年も皆様のご厚情に支えられ無事に年の瀬を迎えられましたことを心よりお礼申し上げます。来年もスタッフ一同努力を怠らず、精一杯頑張って参りますので変わらぬご愛顧のほど宜しくお願いいたします。
 残り僅かな2010年が皆様にとって実り多きものとなりますように、そして2011年が希望に満ちた素敵な年となりますよう心からお祈りいたします。
平成22年12月12日
仁鍼灸治療院 院長 石岡俊祐
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