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仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。 |
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HOME >> J's diary(院長日記) >> vol.44(2011/1/11) |
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スタッフからコラム(不定期) |
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〜院長日記番外編〜 |
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石岡院長の日記です。不定期にUPしてまいります。 |
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vol.44(2011/1/11) |
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新年明けましておめでとうございます。
年の瀬から新年にかけて東京近郊は穏やかな晴天に恵まれましたが北海道や東北、日本海側の地方では急速に発達した低気圧の影響で風雪が強まり大荒れの天気となりました。豪雪で立ち往生する車やスキー場では雪崩や遭難といった大きな事故のニュースがTVから流れていました。
寒さの厳しい地域にお住まいの皆様はくれぐれもお気をつけください。また、仕事やレジャーでお出掛けになる方も大勢いると思いますが、くれぐれも無理をせず余裕を持って行動したいものですね。「備えあれば憂いなし」です。
2011年卯年、皆様はどのような新年を迎えられたでしょうか?
当院は例年どおり12月30日で2010年すべての業務を終了し、年明け1月4日まで冬期休診とさせて頂きました。日々の治療業務と鍼灸師会の仕事を毎日がむしゃらにしてきたせいか“あっ”という間の一年でしたが、最後の患者さんを終えた後は心地よい脱力感がありました。
個人的には年末年始、こちらも例年どおり実家の両親、兄、伯母家族らとともに千葉の房総に出掛けてきました。毎年の恒例行事であった「大晦日年納めゴルフ」は今年訳あって出来ませんでしたが、温泉に入り、美味しい魚を食べとてもリラックスした時間を過ごしました。
今回、千葉県銚子周辺で新年を迎える予定を立ててから一つ決めていたことがありました。それは思い返してみると今まで一度も見たことがない「初日の出」を拝むことです。この辺り、犬吠埼から九十九里に続く外房の海岸は北海道〜九州の平地で最も早く「初日の出」を見ることができる場所です。
前日の大晦日は間違いなく飲み過ぎの夜更かしで、元日早朝は厳しい戦いとなることが分かってはいましたが「これは何としても起きなければ…」と目覚ましをセットして眠りにつきました。
早朝、想像どおりの厳しい睡魔に気合いで打ち勝ち(大袈裟だ…)服を着替え、いよいよ準備は万端です。すでに浜辺には大勢の人が集まってきていました。(皆さんエライですね…)
そして2011年元旦6時46分、ついにその時が来ました。辺りが徐々にオレンジ色に明るくなり始め少しずつ太陽がその姿を現しました。それは想像していたより何倍も神々しく幻想的な風景で、新年の始まりからとても清々しい気持ちになりました。この初心を忘れずに今年も自分の出来ることを精一杯頑張ろうと改めて心に誓いました。
「初・初日の出」は想像以上の感動で頑張って早起きをした甲斐があったというものです(笑)。宿のおじさんにも「ここ何年もずっと水平線に雲がかかっていてよく見えなかったけど、今年は珍しい」と言われ、年始から縁起が良いというものです。
縁起が良いといえば皆さん、「初夢」は見ましたか?私は前日の影響から文字通りの爆睡だったので全然覚えていませんが…(笑)。
昔から初夢で縁起が良いといえば「一富士二鷹三茄子」(いちふじにたかさんなすび)という諺が有名ですが、この諺には諸説あるようです。
1. 徳川縁の地である駿河国で高いものを順番に挙げた。富士山、愛鷹山(あしたかやま、鳥の鷹ではない)、茄子(初物のなすの値段)
2. 徳川家康が富士山、鷹狩り、初物の茄子を好んだことから。
3. 富士は日本一の山、鷹は賢く強い鳥、なすは「事を成す」の意味。
4. 富士は「無事」、鷹は「高い」、茄子は「成す」という掛け言葉。などなど…。
1.の説が有力だそうですがハッキリとは分かっていません。また、「一富士二鷹三茄子」の四以降も地域や文献などから幾つか存在している説があるようです。四扇(しおうぎ)、五煙草(ごたばこ)、六座頭(ろくざとう)などです。
扇は末広がりで子孫や商売の繁栄、煙草の煙は上昇するので運気上昇、座頭は「毛がない」ので「怪我なし」に掛けて家内安全を願うのだそうです。あんなに素敵な「初日の出」を見たのですから、六つのうち一つでも「初夢」に出てきたら完璧だったのですが…(笑)。
そして帰り道は初めて東京湾アクアラインを通り「海ほたるPA」に立ち寄ってきました。何と東京に住んでいながら「初アクアライン・海ほたる」(汗)です。
写真は海ほたるから見た東京湾に沈む夕陽ですが、こちらも初日の出に負けないくらいキレイでした。
新たな年がスタートし、はや二週間余りが経ちました。ニュースや新聞から流れる政治や経済の話題も残念なことにあまり景気の良い話は聞こえてきません。景気対策、雇用や就職、医療や介護、年金、外交、少子化対策etc…、問題は山積みです。
私たち国民の生活はもう待ったなしのところまで来ていますし、今年は日本にとって大きな変化・改革が求められている年だと思います。すぐの劇的な変化は難しくても少しずつでも国民が明るい未来を感じられるような日本になることを願ってやみません。
今年こそは(!?)政治家の皆さん、頑張ってください!
最後に恒例の当院今年のテーマについてです。「一年の計は元旦にあり」と言いますが、やはりあの「初日の出」を見た時に感じた想いは今年一年の誓いです。
この言葉の意味を多くの方は誤解しているようです。実は私もそうでした。
多くの方が解釈している「物事を始める時に立てた志や目標、その時の思いを忘れてはいけない=初志」ではありません。正しくは「物事を始めた時に未熟で失敗ばかりしていたあの頃の悔しさ、その時に味わった屈辱、それを乗り越えるために要した様々な努力などを忘れてはならない=初心」なのだそうです。
つまり、ある程度この道を進んできた者が自らの気の弛みや慣れによって生まれる慢心を戒める意味の言葉なのです。この有名な言葉は世阿弥の著書「花鏡」にあります。彼はこう言っています。
「是非とも初心忘るべからず」=修行を始めた時の初心を忘れてはいけない
「時々の初心忘るべからず」=修行の段階ごと、それぞれの時期の初心を忘れてはいけない
「老後の初心忘るべからず」=年老いてもその境遇の初心を忘れてはいけない
人間は生きている中で様々な出来事や試練に遭遇し、その物事には必ず最初がある…。つまりは万事が初心であり、人はそれを乗り越えるべく努力を積み重ねていくもの。命には限りがあるけれど、人生の修行(生きていくことや勉強)には終わりがないということなのでしょう。
文字通り修行の足りない私と(笑)、私の携わっている仕事に対してとても意味のある重い言葉です。高い目標と理想、そして強い信念と慈愛を持って日々の治療や患者さんと向き合っていければと思います。
年末から年始にかけて急激に寒さが厳しくなってきた日本列島は、一月に入り毎日軒並みこの冬一番の冷え込みを更新しています。冬はまだまだこれからが本番です。皆様も風邪などひかないよう、くれぐれもお身体にはご留意ください。
今年もスタッフ一同、「初心忘るべからず」の心構えで皆様の健康のために誠心治療で頑張ってまいります。本年も仁鍼灸治療院をなにとぞ宜しくお願いいたします。 |
平成23年1月11日 |
仁鍼灸治療院 院長 石岡俊祐 |
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