仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。
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J's diary(院長日記)
スタッフからコラム(不定期)
Field of dreams〜院長日記番外編〜
〜院長日記番外編〜
石岡院長の日記です。不定期にUPしてまいります。
vol.47(2012/2/7)
 私たちの心と記憶に永く刻まれるであろう、決して忘れられない年が終わり2012年もはや一ヶ月以上が過ぎました。「年頭のご挨拶」と呼ぶにはかなり遅くなってしまいましたが…。

 2012年辰年、皆様はどのようにお過ごしでしょうか?
 昨年末から今年にかけて日本列島は全国的に気温の低い状態が続いていて、北海道や東北の日本海側、中国地方の山沿いなどでは平年の2倍を超える積雪となっているところもあるようです。先日もTVで北海道岩見沢市の積雪量が約40年ぶりに観測史上最高の182pになったとのニュースや、普段ほとんど雪の降らない東京の都心部で最大5p以上の積雪を記録した日もありました。
 今年は日本列島に近年稀にみる大寒波が襲来しているようで、これから2月中旬にかけて北陸や西日本の日本海側でも記録的な大雪の恐れがあるそうです。このような話題を耳にすると、昨年の震災で今なお不自由な避難生活を余儀なくされている東北地方の方々の暮らしに胸が痛みます。
 インフルエンザも発症のピークを迎えているようです。被災地の皆様、雪の多い地域の皆様はくれぐれも無理をせず、また体調管理には十分お気を付けください。

 当院は例年どおり新年1月5日から2012年の診療を開始しました。年末はすべての業務を終了後、スタッフ全員で簡単な打ち上げをして締めくくりました。年末年始の休暇中は今回も実家の両親、兄家族らとともに旅行に出掛け、リラックスした時間を過ごしました。
 ここだけ切り取ってみれば普段と変わらない休暇ですが、今年のお正月ほど穏やかで当たり前の日々が幸せと感じることはありませんでした。
昨年の震災以来、多くの人がこの想いを嫌というほど実感したのではないでしょうか。

 「時がたつ」ということはある意味、怖くもあり、また残酷な側面もあるのだな…。最近そんな風に考えることがあります。被災地はもちろん、震災で直接的に被害を受けた方々は今なおその影響が続き、実際にはこれからがもっと大変という方も大勢いらっしゃるでしょう。
 対して被災地以外はほぼ以前の生活を取り戻しつつあります。もちろんあの日の記憶は今も鮮明に脳裏に焼き付いています。しかし、距離にしてわずか数百キロ、同じ国で起きているこの大きな違いと温度差に少し戸惑うというか、不思議な感覚を覚えます。
 最近、ある地震の研究チームが出したかなり切迫感のあるデータが(実際には半年前に発表されていたそうですが…)世間を駆け巡りました。
小心者の私は当然心穏やかではいられませんが、友人の中には「なるようにしかならない」とか「その時はその時」などと言う人もいます。(本心はわかりませんが…)
 確かに必要以上に恐れおののく事もどうかとは思いますが、正直とてもそんな風には割り切れない自分もいます。人それぞれこの現実に対する
感情は様々あると思いますが、もしどこかで「対岸の火事」的な見方をしているのであればそれは悲しいことです。
 この経験は決して望んだものではありませんがひとり一人が深く心に刻み、良き教訓としなくてはなりません。

 話は変わりますが、今月に入りプロスポーツの話題も徐々に増えてきました。日本列島は大寒波の影響で毎日凍えるような寒さが続いていますが、日本のプロ野球も2月から各球団が一斉に沖縄や九州地方でキャンプインをしました。
 何といっても今オフの話題を独占したのはポスティング史上最高額でテキサス・レンジャーズに移籍した元北海道日本ハムのダルビッシュ投手(以下ダルビッシュ)でした。自他ともに認める現在の日本球界最高のピッチャーがMLBでどのような活躍を見せてくれるのか今から想像しただけで楽しみです。
 しかし、そんなダルビッシュをしてもメジャーの環境は過酷です。レンジャーズの本拠地「レンジャーズ・ボールパーク・イン・アーリントン」は空気が乾燥し、打球がよく飛ぶと云われる典型的な打者有利の球場で別名「ヒッターズ・パラダイス」とも呼ばれています。また、アーリントンは酷暑でも有名で夏場は平均30度以上、デーゲームとなると体感温度は40度を越えるといわれますし、加えてメジャーの登板ローテは中4日が普通です。さらに日本と比べて傾斜の強いマウンドや硬い地面、屋外の球場が多いことなど…、適応しなければならない要因が沢山あります。この辺りをどう克服していくかが「成功へのカギ」となります。

 それでもあえて、あくまでも「野球大好き!」私の個人的な予想ですが(願望もあり)、ダルビッシュは怪我さえなければ最低15〜18勝くらい、もしかしたら20くらいは勝つのではないかと思っています。その根拠は次の三つです。
 1.あれほど多彩かつ一つ一つの精度が極めて高い変化球を投げるピッチャーはMLBでも彼以外にいないこと。
 2.チームがワールドチャンピオンを狙える強豪チームであること(現在ア・リーグ2連覇中)。
 3.何より成功するための強い信念とハートを持っていること。
※北海道で行なわれた最後のスピーチで「日本のピッチャーがメジャーで低く見られていることが悔しい。それを覆してくる。」と話した彼の言葉にシビレました(笑)

 特に1.は大きな武器だと思います。メジャーはどんなに速い球でも打ち返すバッターは大勢いますが、器用なダルビッシュの緩急をつけた変化球はかなり有効だろうと思います。
 こう挙げるとダルビッシュの凄いところはその速球や鋭く多彩な変化球と思いがちですが、実はもっと凄いところがあります。それは“野球勘”というか“投手としての頭、記憶力”です。ダルビッシュは打者ごとに打たれた球種やコースをインプットする能力に優れていて、同じ失敗を繰り返さないのだそうです。「力と頭のピッチング」これこそが彼の最大の強みなのでしょう。同じア・リーグにはあのイチロー選手やエンゼルスのアルバート・プホルス(※1)もいるので、今からその対決が楽しみです。
(※1)プホルスは過去に3度のMVP、10年連続3割、30本塁打、100打点をマーク。昨年のワールドシリーズ第3戦では3打席連続本塁打記録。昨年カージナルスでワールドシリーズを制覇し、今年10年総額2億5400万ドル(約197億円)でエンゼルスに移籍したメジャー最強のスラッガーです。

 日本プロ野球にも現在ゴールデン世代と呼ばれる選手達がいます。2011年沢村賞、田中将大投手(楽天)、2010年沢村賞、前田健太投手(広島)、2011年セ新人王、澤村拓一投手(巨人)、坂本勇人選手(巨人)などetc…。そういえば投手三人は最近揃っていずれも年上の女性と入籍・結婚をしましたね。家庭を持ってますます野球にも力が入るといったところでしょうが、それにしてもプロ野球選手の奥さんは皆さんキレイで羨ましい限りです(笑)。
 そういえばゴルフ界の若きスター、石川遼選手も今年成人式を迎えました。普段、TVなどで観る彼の言動があまりに大人なので、『まだ20歳か…。』と少しビックリするくらいです。
 今年も4月にオーガスタで開催されるメジャー第一戦のマスターズ。彼の幼い頃からの夢、「20歳でマスターズ制覇」に向けて頑張って欲しいものです。

 本当に今は日本全体が元気のないように感じます。TVから流れてくるニュースも暗い話題ばかりが耳に残るような気がしてなりません。昨年の震災に始まり、経済の低迷、政治の迷走…、日本は今、戦後最大のピンチに立っているかのようです。
 先日、何かと注目されている橋下 徹大阪市長が今の政治に対して次のようなことを言っていました。

 「政治というのは不連続への挑戦。変化を恐れず、時代に合わないものからは脱却しなくてはならない。連続性を断ち切る勇気と使命が政治家には必要なんだ」と。

 私個人はあまり政治に詳しくありません。橋下さんがどのような方かもよく知りませんが、この言葉はとても胸に響きました。今の政治家や役人には少々耳の痛い話だと思いますが…。
 汗水たらして一生懸命に働き、寝る間も惜しんで努力し、元気な人が弱者を助け、若い世代が年配者を支える…、この国はずっとそうやって築かれてきたはずです。
 社会保障や年金、介護も確かに大切です。年配者や社会的に弱い方達を守ることも重要なことです。ただそれを支えている若い世代の人達が安定して働ける、希望を持って生活できる、安心して子供を産める…、これらの“支えるべき世代”の人達を国が支えなければ、そういう社会にしていかなければ立ち回らなくなってしまいます。一般的には20代から50〜60歳代くらいでしょうか。
 もうそろそろ本当の危機感を持って国の将来を考えないと大変なことになってしまいます。(遅いくらいですが…)
 今の政治家や役人が良いとか悪いとかではなく、仕組み(システム)そのものが現代社会にマッチしていないのだろうと思います。システムが悪ければどんな優秀な人材が先頭に立っても上手くいくはずがありません。しかし、それを断行するに現有者面々はあまりに足かせやしがらみが多すぎるのでしょう。

 我々の仕事も同様です。医学は日進月歩ですし、時代や環境が変わればどんなに良い治療法でも患者さんのニーズに合わないことも出てきます。情報や技術も人間と同じく老化するのです。既存概念を壊すことは大変な労力が必要なこともありますが、常にアンテナを張って新しい情報を取り込み、節目節目でより良いものに転換する勇気も間違いなく必要です。

 最近「今の若い人達は大人し過ぎる」とよく言われます。某知事がかつての選挙時に「若い奴らがダラしないから俺たち爺が出るんじゃないか!」と発言したり、「若い奴に足下をすくわれる戦慄を期待していたが、全然刺激にならない」と芥川賞選考委員を辞退したのもそれらを憂いてのことなのでしょう。
 劇的に現状を変えていくためには我々のような働き盛りの世代は基より、もっと若い世代の人達や志を高く持った人達が良い意味で国に意見をし、厳しく叱咤していかなければなりません。国を支える現役世代が元気に頑張ってこそ未来はあるのだと思います。

 今年もスタッフ一同、当院にお越し下さる皆様に豊かで健康的な生活を送っていただけるよう誠心治療で頑張ってまいります。そして、私もまさに働き盛りの世代(笑)。自分自身のフィールドで社会に貢献できるよう精一杯頑張りたいと思いますので、本年も仁鍼灸治療院をなにとぞ宜しくお願いいたします。
平成24年2月7日
仁鍼灸治療院 院長 石岡俊祐
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