J's diary(院長日記)　8

仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。

HOME　>>　J's diary(院長日記)　>>　vol.8(2006/4/17)

スタッフからコラム（不定期）

～院長日記番外編～

石岡院長の日記です。不定期にUPしてまいります。

vol.8(2006/4/17)

　平成18年4月17日、おかげさまで当院も開院2周年を迎えることが出来ました。これもひとえに近隣医院の諸先生、当院をサポートしてくださる関係者様、そして何より患者様からのご厚情によるものと心より御礼申しあげます。

　振り返ればただ、がむしゃらに突き進んで来たせいでしょうか、この2年間は本当にあっという間でした。開院して間もない頃は「頑張るぞ！」という強い想いと希望、そして時折感じる不安と迷いなどが、まるでジェットコースターのように浮き沈みしていました。　
　今でこそ、その当時に比べればほんの少し気持ちにも余裕が？とも思いますが、やりたいことが結構「あれもこれも」というせっかちなタイプなので頭はあまり休まりません。治療を始めた患者さんのことや、これからトライして行きたいこと、よりニーズの高い患者さんへのサービスは何なのか？などなど…ふと気が付くと考えていたりすることがよくあります。

　余談ですが現巨人監督の原さんが以前TVインタビューでこのような話をしていました。それは原監督が一度目の監督を引き受けたときに、お父さんから云われた言葉だそうです。（原監督のお父さんと云えば野球好きの方ならご存知かと思いますがアマチュア野球の指導者として有名なあの原貢氏ですね）
　「考え事は目を開けて椅子に坐ってしなさい」と…
　夜、布団の中で目をつむって考え事をしても良いアイデアはうまれないということだそうです。確かに真っ暗な中では何となく思考というか視野が狭くなる感じがしますし、私自身、良い案が浮かんだ経験がありません。それどころか、なかなか寝付けなくなったりして返って不健康です。どんどん負の方向に気持ちが向かうようで、ストレスを溜めるよりは活動と休息のメリハリ（切り替え）をつけてあげる方が心にとっても能率的かつ建設的のような気がします。（仕事と遊びにも置き換えられますね）

　私はこれまで本当に多くの人に支えられ、助けられてきたと実感しています。その節々で大きな影響や教えを受け、それらは重要な転機となったこともありました。人との出会いという部分で私はとても幸運な人間です。
　前勤務先であった医療法人社団順公会のお二人の先生には大変お世話になりました。医療人としての技術やお考えはもちろんのこと、一個人として、その人間性を深く尊敬しています。
もうひと方は以前、勤務していました会社の社長さんです。実際、私が葛西で仕事をするきっかけを作って下さった方で、当時二十歳過ぎでこの世界のことが何一つ分からない私にそれは色々な経験を積ませてくれました。多くの医師と仕事する機会を与えてくれたのもその方でした。その方にいつも口酸っぱく言われていたことは「お世話になった周りの人を裏切るようなことだけは絶対にするな」でした。
　仁鍼灸治療院の開業時にはもちろん、今でも大変お世話になっています。

　葛西はとても良い場所です。都内のわりに公園や広場、スポーツセンターなどが多く、緑も豊かなところです。そのせいかスポーツも盛んで、当院にも野球やサッカー、バレーボールやテニス、そしてゲートボールに至るまで治療やコンディショニングの目的で多くの患者さんにお越し頂いています。
　住んでいる方は小さなお子さんを持つ若いご夫婦から年配の方まで幅広い年齢層が暮らしています。若い人も多いのでエネルギッシュ・アクティブという側面もありながら、下町特有の人情に溢れていてどこか懐かしい感じがする町です。こういうところも私が是非葛西で治療院をやりたいと思った理由の一つでもあります。

　このたび開院時より約2年間、仁のために頑張ってくれましたスタッフの一人が、独立開業準備のため今年の3月をもって退職しました。
　開業時のそれはバタバタとした大変な時期に、彼には随分と助けていただきました。この場を借りてお礼を言いたいと思います。「本当にどうもありがとう」
　私個人としては大変残念ではありますが、開業志向のある鍼灸師がいつかは自分の力を試してみたい、自分を必要としてくれる患者さんを治したい…と思うその気持ちはとてもよく理解できます。
　仁のスタッフ一同、ますますのご活躍、更なる飛躍を心から応援しています。

　この春、2周年を迎えたとはいってもまだ2年です。長くこの世界で活躍されている先生方に比べれば、まだまだ“ひよっ子”同然ですね。
　医療の現況とそれに伴う患者さんのニーズは常に変化していますし、我々はいち早くそれを察知する必要があります。経験を大切にしつつ、新しいものを柔軟に取り入れる思考を持ち、何事にも積極的にトライしていきたいと思います。自己のスキルアップに努め、一回の治療を真剣勝負で行う気持ちだけはいつまでも変わらずに、3年、4年、そして10年と時を刻めていければと思います。
　これからも私ほかスタッフ一同、患者さんの健康のために精一杯頑張って参ります。
今後とも宜しくお願い致します。

平成18年　4月17日

仁鍼灸治療院　院長　石岡俊祐

JIN PHOTO GALLERY | サイトマップ