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仁鍼灸治療院(江戸川区・葛西)は、はりきゅう・マッサージ・スポーツマッサージ・リラクゼーションの鍼灸治療院です。 |
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HOME >> スタッフコラム >> vol.25 (2014/11/24) |
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院長日記。不定期に
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〜院長日記番外編〜 |
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スタッフの日記です。不定期にUPしてまいります。 |
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vol.25 (2014/11/24) |
身体を“温める食べ物・冷やす食べ物” |
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前回、“冷えとほてりの関係”の中で、“身体の芯の冷え”に繋がる“内臓の冷え”のお話をしました。身体の外側をいくら温めても身体の内側が冷えたままでは効果はありません。“内臓の冷え”に対する対策のひとつとして身体を内側から温める食事を摂ることが重要になります。
食物には、身体を“温める食べ物”と“冷やす食べ物”の性質があり、これらはまた、「冷・温」の関係から「陰・陽」の性質に分けることができます。
・身体を温める食物を【陽性】・身体を冷やす食物を【陰性】・陰陽の中間にあたる食物を【平性】(“間性”ともいう)に分類されます。(※【平性】は温めることも冷やすこともしない性質)
●主な食物の分類
【陽性】 温める食物 … タマネギ れんこん にら にんにく ねぎ ショウガ カブ
もち米 サバ アジ しそ 羊肉 塩 味噌 醤油 日本酒 チーズ
【陰性】 冷やす食物 … きゅうり トマト なす セロリ レタス オクラ ゴーヤ
あさり 果物類(スイカ バナナ 柿 キウイ) ビール コーヒー
白砂糖 酢 刺身 バター
【平性】 どちらでもない食材 … 玄米 じゃがいも トウモロコシ 大根 豚肉 卵
豆類 ブロッコリー
食材をみる目安
●収穫される産地と旬のもの
冬に収穫されたり寒い地域で育った食物は、身体を温める作用があり、夏に収穫されたり熱い地域で育った食物は、身体を冷やす作用があります。
トマトやきゅうり、なすなどの夏が旬の夏野菜は冷やす【陰性】になり、カブやニラ、れんこんなどの冬野菜は温める【陽性】になります。
●食べ物の育ち方
土の中で育つ食物は【陽性】の性質を持ち、土の上で育つ食物は【陰性】の性質をもっています。
例) 【陽性】 長ネギ 玉ネギ しょうが 人参 カブ
【陰性】 レタス ナス トマト きゅうり ゴーヤ
●食材の色
食物の色が、濃い色、黒い色、暖色(赤、黄、橙)は身体を温める【陽性】、白い色や緑色、紫色は冷やす【陰性】の目安になります。
例) 【陽性】 人参 黒ゴマ 赤ワイン 黒砂糖 紅茶
【陰性】 茄子 白ゴマ 白ワイン 白砂糖 緑茶
●食物の硬さ
水分を多く含む柔らかい食物は、身体を冷やす【陰性】に入ります。また水分の少なく硬さがある食物は、温める【陽性】の性質になります。
柔らかい食物としてはキノコ類や白菜などの葉物野菜、硬さのある食物は根菜などです。また調理の仕方では火が通りやすい食物が【陰性】、火の通りに時間がかかる食物を【陽性】の目安としています。
食べ方の工夫
生野菜はほとんどが身体を冷やす【陰性】の食物です。野菜そのものは栄養が豊富にあり、バランスのよい食事には欠かせないものです。温める食事として取り入れるには、身体を冷やす食物でも、加熱することでその作用を弱めることができます。
●加熱調理
【陰性】の食物を「蒸す・煮る・焼く・炒める」ことで、【陽性】に近づけることができます。生野菜は蒸して温野菜にしたり、お刺身よりは焼き魚を選んでみたり、熱を加えた調理にするとことで作用が変化します。
●組み合わせ
【陰性】の食物を多く食べる時は【陽性】の食物と一緒に食べることで冷やす作用が弱まります。例えば、葉物のサラダだけではなく、タマネギやにんじんなどの根菜を加えてみましょう。
●発酵と乾燥
熱を加えて発酵や乾燥させることで性質や作用が変化します。
○日本の伝統的な保存食品である漬物や味噌、醤油、納豆などの発酵食品は身体を温めてくれる【陽性】の食べ物です。ナスや瓜なども漬物にすることによって【陽性】の食べ物に近づきます。
○お茶の葉は緑色で【陰性】ですが、紅茶や烏龍茶に発酵させることで赤色の葉である【陽性】の温める作用に変化します。(温める作用のある陽性の飲み物でも、冷やしたり氷を入れて飲むと、性質が【陰性】に傾いてしまいます。)
温め食材“ショウガ”について
“ショウガ”は身体を温める代表の様な食材ですが、食べ方によって、その効能が変わります。
生のショウガには辛味成分である“ジンゲロール”が多く含まれ、この成分が血流を良くし、身体の末端の血管を広げて、手足を温める働きをします。
ショウガを加熱すると“ジンゲロール”の一部は“ショウガオール”に変化し、胃腸の働きを高め、身体の深部の熱を作り出す働きをします。
身体を温める効果をより高くするには、ショウガを加熱や乾燥させ、“ショウガオール”の成分が増した状態で食べることで、身体の深部から温まることが期待できるので、冷え対策にはおすすめです。漢方薬にも配合されるショウガには、古くから、殺菌作用や鎮痛、消炎作用があるとされていました。生のショウガは殺菌作用に、乾燥ショウガは身体を温める作用になるように、体調や体質に合わせて、食べ方を使いわけることもポイントになります。
〜おすすめ「ショウガ紅茶」〜
温かい紅茶に“乾燥ショウガ”を入れるだけ!【陽性】の組み合わせで身体を温める力も高まります!身体の内側から温める“ショウガ紅茶”は“内臓の冷え”にはとても効果的です。
(乾燥ショウガの作り方)…1〜2ミリに薄くスライスした“ショウガ”をざる(ざる)などに並べて干しておきます。天気のいい日に1日天干しで出来上がりです。
現代は季節を問わず、年間を通してあらゆる食物が手に入り、好きな時に好きな物を食べられるようになりました。知らず知らずのうちに、身体を冷やす食物を多く摂り、気づかないうちに、“内臓の冷え”などを招いて、色々な不調に悩まされている人が多くなっています。
冷えているから【陽性】の食物ばかりを摂ればいいというものではありません。【陰性】の食物にも身体にとって必要な成分がたくさんあります。「陰性陽性のどちらかに偏りすぎていないか」大切なのはバランスの良い食べ方です。
普段の食事が【陰性】に偏っていると感じる方は、食物の選び方、食べ方を見直して、身体を温める【陽性】の食事を摂るようにしてみてはいかがでしょうか。身体を内側から温めて“冷え”の予防と改善に役立てていきましょう。 |
平成26年11月24日 |
仁鍼灸治療院 鍼灸師 内堀真樹 |
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