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灸は温熱感覚を利用した方法で患部の血行を良くすることで、血液内に様々な免疫物質を作ったり、(白血球の増加など)増血作用を促して、機能を改善したり抵抗力を向上させたり効果があります。
灸による刺激は東洋医学の考えの一つである※『未病治』【みびょうち】とも深い結びつきがあります。体質の改善や、身体に抵抗力を付けて病気を予防するものとしても良い効果が出ます。
※未病治とは読んで字の如く「未だ病成らざるを治す」という意味で、病気に至らないうちに、まだごく初期の段階でそのリスクを摘み取ってしまおうと云うもので、要するに予防医学ということです。
鍼と灸の治療効果の差について患者さんからよく質問されることがあります。
一般的に鍼治療は効果がすぐに現れるのに対して、灸は比較的ゆっくりと慢性的な疾患や症状を改善させ、それが継続する傾向があります。しかし、実際は鍼も慢性的な症状に対して有効な場合も多くありますし、灸も即効的に効果が現れることもあります。
一概に治療効果や適応症を比較決定することは困難です。むしろ鍼と灸はそれぞれの特徴から体質や状態、症状や疾患によって、効果のある経穴を選択しながらその人に合った治療を進めることが出来る、それこそが鍼灸の最大の利点と云えるのではないでしょうか。
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当院の灸治療は、主に温灸(筒状に入ったお灸)・棒灸(棒状の灸を身体には付けず近づける)または間接灸(もぐさと皮膚の間に物をはさむ)を使用し、出来るだけ跡形の残らない施術を心掛けています。症状やご希望により直接灸も行っています。
※直接灸:半米粒大(お米1粒の半分位の大きさ)のもぐさを直接つぼ上に置き、点火します。通常は無痕灸といい完全に燃えきる前に火を消すので、熱はソフトで痕も残りにくくなります。(主に足裏や頭部の目立ちにくい箇所に行っています) |
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温灸・棒灸・直接灸用もぐさ |
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