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ヤーガソンテスト【やーがそんてすと】 |
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上腕下垂位で肘関節を90°に曲げた状態で前腕部(肘〜手首)を回外(外回し)します。このとき検者はこれに抵抗をかけ、肩前面の結節間溝【けっせつかんこう】に痛みが出現すると陽性となります。上腕二頭筋は前腕の屈曲と回外に関与する筋であることから、陽性の場合、上腕二頭筋長頭腱の炎症や損傷が疑われます。 |
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腰部脊柱管狭窄症【ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう】 |
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背骨には脳からの脊髄が縦に通る孔(空間)があり、これを脊柱管【せきちゅうかん】と呼んでいます。加齢現象や繰り返しのストレスで、背骨が変形を来すとこの脊柱管が狭くなって来ます。腰椎部でおこったこのような状態を腰部脊柱管狭窄といいます。先天性(発育の過程におけるもの)と後天性がありますが、圧倒的に多いのは後者です。50歳以降から増加の傾向があり、狭窄によって脊柱管内の神経圧迫が強まると坐骨神経症状として、下肢から足先に放散する痛みや痺れ、下肢筋力の低下といった症状がみられます。この他に馬尾【ばび】という脊髄から続く神経そのものが障害を受けると、股間部の違和感や残尿感、便秘などの直腸・膀胱障害【ちょくちょう・ぼうこうしょうがい】、またこの疾患の特徴的な症状で歩行障害の一つである間欠性跛行【かんけつせいはこう】も出現することがあります。歩行で下肢の痛みやしびれが強まる、さらに排尿の異常を伴うような症状があれば本疾患が疑われるので専門医の診察が必要です。 |
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